南側ではマッケンジー達の舞台と直面したいろは達。
マッケンジー達を見つけた瞬間にほむらは弓を構えて隊員の1人を
しかしその隊員は迷わずほむらが放った弓矢を避けて特殊部隊メンバーは皆遮蔽物へ身を
いろは達はすぐにアンチマギアの煙が至らないような場所にある瓦礫に隠れました。
「こんな時に魔法少女達に遭遇するとは」
「どうしますか、対応完了後に音の出所を破壊しますか」
「いや、構わず
ディア経由で送られてくる情報の通りであれば沿岸の公園に設置さ
気にせず向かえ!」
「イェッサー!」
瓦礫から姿を見せて南側へ向かった隊員に対してやちよは槍を放ち
それに対してマッケンジーがアサルトライフルで飛んできた槍へ銃
そのままマッケンジーは身をさらしたままのいろはを見逃さず、いろはに対してアサルト
その中の一発がいろはの左肩を貫きます。
銃弾を受けた勢いに任せていろはは瓦礫に隠れるように倒れ込みま
「いろはちゃん!」
まどかがすぐにいろはへ駆け寄って銃弾でできた傷口を塞ごうと回
しかし傷口が塞がることはなく、
「左腕が、動かない・・・」
そのいろはの反応を見てその場にいた皆が絶句しました。
「まさか、アンチマギアの影響を受けて」
そうやちよが分析している間に瓦礫に隠れていた隊員がやちよたち
「まずは布で傷口を塞いで!」
やちよ達がいろはに夢中になっている間にロケットランチャーを
その様子はひなの達の目にも映っていました。
「うまく連携が取れているようだな。
「ここから南側って、
もしかして、その原因の対処が目的だったり」
少し考えた後、ひなのはいろは達のもとへとむかいました。
「まさかこんなところで敵にあってるとはな」
「ひなのさん、コンテナターミナルに居たのでは」
「お前らならあそこで起こったことくらい知ってるだろ?
あの船団はどうしようもないうえに、周知されていない罠まで作動し
踏んだり蹴ったりだよ」
「灯花ちゃんが妨害装置を起動してしまったんですよね」
「あれのせいで仲間が動けなくなったんだよ」
「ええ!?でも灯花ちゃん止めてくれるとは思えないし」
「あいつには期待していない。
奴らはこちらで目をつけとく。それだけを伝えにきた」
「そうですか、わかりました」
ひなのはその場を影から見守っていた衣美里ちゃんと一緒に離れました。
「大尉、魔法少女の一部も海岸へ向かって行きました」
「あれは音の出所を破壊するまでは放っておけ」
「・・・よろしいのですか」
「我々の第一目標は動けないS班の救助だ。
ここでこうして構えているのも救助を妨害されないための牽制だ」
そう言いながらマッケンジーはアンチマギアが含まれたグレネード
そのグレネードに対してマミがマスケット銃を放って銃弾がグレネ
こうして牽制し合っている中、
[ねえ、そっちはなぎさ見つかった?]
[それどころじゃないよさやかちゃん。
[なんですと]
[そんなもんさっさと蹴散らしてこいよ]
さやかと行動を共にしていた杏子もテレパシーに混ざってきました
そんな2人に対してマミが2人に確認を行います。
[あなた達確か中央区あたりに行っていたわよね]
[え、そうですけど]
[ならばそのまま南下してきてちょうだい。きっと兵士たちの背後を取れるはずよ]
[なんだそれ。あたしら参加する必要あるか?]
[困っているんだし助太刀するしかないっしょ]
[ちょ、おいさやか]
ここでテレパシーのやり取りは終わり、
そうしている間にロケットランチャーを持った特殊部隊は音の出所
ロケットランチャーを構えても妨害が入らない中、
「大尉、成功です!救出作業開始できます!」
「よし、みな海岸へ移動だ!」
マッケンジー達はいろは達がいる方向へ銃を向けながらその場を後
「どういうこと、
「ならひなのの応援に行く?
鶴乃の提案に乗ったいろは達はひなの達の元へと向かいました。
いろは達は動き出そうとしますがまどか達はその場から動こうとし
「私たちはここでさやかちゃん達を待ちます。
ここから動いちゃったら入れ違いでどこに行ったのか分からなくな
なのでひなの達の方向にはいろは達5人だけが向かいました。
試験艦の方ではドローンで観測された戦況を確認できていました。
「マッケンジーのやつめ、
「
「作戦はスムーズに行われるべきだと言いたいのだよ。
神浜をアンチマギアで覆ってしまえば誰も立ち入れずに済むと言う
「航空部隊も控えています。
「それはそうだな」
ディラン大佐と副官が話し合っているとレーダー担当が話しかけて
「自衛隊から情報あり。
次の魔法少女の集合地点は栄区、工匠区、北養区です」
「コウショウとホクヨウはマッケンジーの部隊が控えている。我々はサカエの鎮圧を行う。
各艦、主砲照準合わせろ!」
試験艦の周囲にいる巡洋艦は栄区を目標に砲塔を一斉に動かせます
微調整を行っている間に試験艦は突然アラートをあげます。
「何者かに照準が当てられています!」
「方向の割り出しを急げ!」
「もう算出はされているのですが、艦影が目視できません!」
魚雷の発射音をソナーはしっかり捉えます。
「魚雷来ます!」
「バリア緊急展開!」
バリアが即時展開され、試験艦は無傷で済んだものの、
「一撃だと。本当にただの魚雷か?」
この様子はサピエンス本部でも確認できていました。
「魚雷発射源の予想地点割り出されました!
しかし衛星映像ではやはり何も映し出されていません」
イザベラはディラン大佐へ回線を繋げて指示を行います。
「ディラン大佐、魚雷発射源の予想地点を送る。
魚雷を撃てるほどだ、潜水艦や巡洋艦クラスだと思え」
「いいだろう。
随伴A-Eは主砲を送られてきた座標に合わせて随時発射。
この艦からは爆撃ドローンを出せ」
試験艦に随伴していた護衛艦は五月雨にサピエンス本部から送られて
そうしている間に海中からは首長竜 ポンベツカムイが50メートルほどの大きさとなって艦隊に姿をあ
「く、首長竜です!とてつもなく大きな!」
「あの首長竜、確か…
そうか、あいつがあそこにいるのか」
イザベラが何か企んでいる顔をしていることをキアラは見逃さず、
イザベラから何か指示が出ることはなく、
しかし試験艦はバリアを展開させていたため稲妻の槍はバリアに当
効かないことが分かるとポンベツカムイはその場で大きな波を形成
発生した波は海面へ強く打ち付けられ、
魔法製ではなく自然の大波となり、艦隊は波に囚われてバランスを取れなくなり、
そんな中、巡洋艦の一つが主砲を目標へと放ちました。
その主砲は間違いなく目標への直撃コースでしたが、
その後、バリアを発したと思われる存在は姿を現しました。
それは確かに巡洋艦の見た目であり、
サピエンスの本部では魚雷を放った正体が船であると認識するとす
「なぜここまでの観察で船一つ見つけられなかった。
衛星画像班、妙な白波がここ数日発生していないか改めてしらみ潰しに確認しろ
「りょ、了解!」
サピエンス側で調査が行われている中、
試験艦はバリアを展開できるものの、巡洋艦はバリアを貫通して試験
その後ポンベツカムイは巡洋艦から離れて追突させた巡洋艦向けて
それによって巡洋艦は爆破を起こし、
その様子を見ていたカルラはその場でつぶやいた。
「物理的なバリアは形成できなかったからな、
「だからと言って呆気なさすぎだ。やはり物理的にも弾けるようにするしか」
「電力不足で無理だという結果が出ている。
原子力船2隻でやっとペンタゴンを囲える範囲での物理的バリアを2分張れるレベルだ。
電力充電も必須なんて欠陥品よりも魔力を防げればいいという結論
相手のバリアは物理的飛来物も防いでいたし、
艦隊はポンベツカムイによって混乱状態となり、
そこから掬い上げるようにポンベツカムイは体を持ち上げる。
巡洋艦内部は天地が逆転し、
ポンベツカムイが海で蹂躙を行っている中、
しかし、対地ミサイルは対空攻撃を避けるような挙動をし、
それぞれのミサイルからは人影のようなものが飛び出し、
ミサイルを止められないと悟った戦車指揮官は各メンバーへすぐに
「総員退避!」
ミサイルの先端は自衛隊の戦車めがけて飛んでいき、
降下してくる人影に向かって発砲がされるが、
人影は減速を行うと各々が違った魔法で地上への攻撃を始めた。
「魔法少女か、あんな奇天烈な方法で」
[各自、無事に地上に降りたら自由に暴れろ。
現地の魔法少女には迷惑かけるなよ]
[わかってるさ!]
ミサイルから飛び出してきた魔法少女達は自衛隊と隠密していたは
サピエンス本部では新たな情報が入ってきた。
「イザベラさん、
「あそこにはアンチマギア散布用の輸送機が配備されていたはず。
そんなところまで奴らには情報が筒抜けだったか」
「ヨーロッパではなくてもこんな組織的な動きをできたなんてな。
まったく、ことごとく用意していた手を潰してくれる」
沖縄では沖縄に隠れていた魔法少女に協力してもらいながら欄達が
「よーし、漏れなく破壊しろよ。残すと面倒だからな。
それにしても暑いな」
「どの程度破壊したらいいんでしょう。もうある程度破壊は行いましたが」
「まあなんだ、
目的は神浜へアンチマギアの輸送を行わせないことだし」
沖縄の航空基地では防衛に出動した兵士たちは皆殺されてしまい、
「まあもういいだろう。
現地の奴らに協力してもらって神浜に戻るぞ。
神浜では面倒なことは終わっていればいいが」
北海道では千歳と呼ばれる場所にアンチマギアが保管されており、
こちらでもアンチマギアの貯蔵庫の破壊、
しかしここは通常の航空便で使用される滑走路も隣接しているため
「自衛隊が動くと思ったのですが、
「そりゃここでは米軍は本格的な活動はしていないし。
サピエンスだっけ?
あいつらも何故か北海道では活動していないみたいだし」
北海道では地元の魔法少女が言うようにアンチマギアは貯蔵したも
「しかし持ち出す準備はしていました。
「この後神浜に行くんだよね?
したっけ苫小牧の港がちょうど軍港だしそこの船をもらって行こう
使えるやついるしさ」
「苫小牧、再開発で軍港が用意された場所でしたか。
良いのですか、
「あいつらはあいつらだ。
あたしらは覚悟がある。だから提案してんだ」
「かこ!あらからぶっ壊したよ!」
あやめがかこにそう伝えてきたことを合図にかこは魔法少女達に次
「次は苫小牧へ行きます。
みなさん、移動の準備を」
こうして神浜に対するサピエンスの航空支援は叶わない状態となっ
back:2-3-7
レコードを撒き戻す:top page
Next:2-3-9