「いくら情報収集のためとはいえ、
「仕方ないっすよ。
「まあ今更気にするのも野暮ってものかな」
私達は二木市へ魔女化しないシステムを持ち帰るために長期間神浜
二木市は学校が休みの日だけ、
マギウスの翼を調査していた魔法少女のように学校を休みながら長
それが社会的に許されるのかといえば当然そんなことはないわけで
「
「あのミリタリーな見た目をした3人組のこと?
それよりもらんかが学校サボってこっちに参加したことに驚いてる
「らんかって学校嫌いそうだから全然意外性は感じなかったなぁ」
「そうそう、学校サボってゲーセン行ってるイメージだよね」
「ふふっ、そんなこと言ってると次女にチクっちゃうぞ」
「アオ、ちょっとそれは勘弁かな・・・」
らんかだって人の道を外れるようなことはしない。
私がらんかを襲った時だって、
そういえばらんかは次女と一緒に行動してるんだっけ。
なんかうるさく言われてめんどくさそうな顔をしているのが目に浮
樹里達は中央区の路地裏を中心に監視を行なっていた。
「らんか。あの場では何も言わなかったが、
「しっつこいぞ樹里!1日サボったくらいで関係ないって」
「いや理由なしに休むとすぐに親へ連絡がいくものだぞ。お前、
下手したら親に呼び戻されるぞ」
「樹里には言われたくないね」
「心配して言ってやってんのに。
「だから!しつこい!」
「おいおい、
樹里達の背後には日継カレンがいた。
「チッ、魔力を感知できねぇってのはホント面倒だな」
「一応警告しておく、中央区から出て行け。
これから大事なことを行わないといけないからね、
「そこまで言われて引くわけないだろ。
「相変わらずだな戦闘狂どもめ。
樹里と日継カレンが話している間、
結菜が現場に到着した頃、
「人質を取ったってわけ?」
「分からず屋達の覚悟を確認したいだけさ。
周りを見てみろ。昼時で路地には多くの一般人が歩き回っている。
お前達はこの一般人達を巻き込んでまでその不尽な理を貫きたいも
「まさか、一般人を巻き込むほど私達は非道ではないわ」
「ほんとわけがわからない集団だよ、あんた達は。
殺して殺されてを繰り返す魔法少女の世界になって満足か?」
「そうならないよう私たちが抑え込むのよ。
「人間らしい思考だ。
改めて言う、中央区から出て行け。
「…私達は、引かないわ」
「そうか」
そう言うと日継カレンは人混みの多い場所へ動けないらんかを叩き
数人の一般人が押しつぶされた後、
あたりでは悲鳴が聞こえ始め、
「やめなさい!一般人を巻き込むのは正気じゃないわ!」
「正気じゃないお前らが言えることか!
支離滅裂なことばかり外部の魔法少女へぶつけてばかり。
魔法少女姿になるのを拒む魔法少女達が次々と投げつけられる看板
魔法少女に変身した子が出ても、
結菜のことしか考えていない馬も今回に限っては攻撃することを躊
完全に私達はアウェーな状況だった。
「おい長女、流石にこれは取り返しがつかなくなるぞ。
「もう手遅れな気もするけどね」
結菜が答える暇もなく、
結菜は魔法少女へと変身し、攻撃を受け止めるが、
「お前達よりもまともな悪者は沢山いた。
中途半端な想いで、私たちの前に立ちはだかるな!」
結菜は何もいえず、
「まずい!」
「スクってやるよ。ソウルジェムだけ残る形で!」
肉体が切り刻まれて終わるはずの場所で爆発が発生し、
「あのゲーム好きのお節介か。
お前達はどうする、三重崎の魔法少女達」
電波塔前にはミリタリーな見た目をした魔法少女2人が立っていた。
「あたしらはパスだ。
「そうかい。じゃあ別の区からスナイプしようとしてるもう1人に
「わかってるって。
魔法少女が魔女にならないシステム、ちゃんと広げてよね。
“ぶっ殺せないんだから”」
「そこは気にするな。楽しみにしてるといい」
「頼んだよ」
間も無く神浜市には臨時ニュースが流れ、電波塔付近には救急車や警察、
神浜マギアユニオンは目的の場所と離れているからとこの日の夕方
二木市の魔法少女はと言うと、ほとんどが中央区の外に出ていた。
結菜が目を覚ました後、2人のメンバーが建物の瓦礫の下敷きにな
結菜はすぐに中央区へ行きたい衝動を抑え、
「神浜マギアユニオンには今回の件を伝えるの?」
「伝えるわけないでしょう?
彼女達を制するのは、私達プロミスドブラッドなんだから」
樹里は何も言わずその場を去り、建物の屋上で体育座りで座る1人
「結構夕日が綺麗だな、ここ」
「樹里・・・」
「結菜を助けてくれたのらんかだろ。武器で防いでくれたから、
ありがとよ」
「当然のことをしたまでよ」
樹里がらんかの隣に座り、
一本手にとって食べた後、樹里に問いかけた。
「ねえ、あんたいつまで結菜についていくつもりなの」
「あん?」
「ついて行くにも限度ってものがあるでしょ。
目的も、やり方も」
「んなもん最初からわかってるさ。
樹里様は考えを無理やりにでも貫きながらみんなを引っ張ろうとし
たとえ行き先が中途半端だとしてもね」
樹里は中央区を見ながらその場に立ち上がった。
「神浜から魔女にならないシステムを奪う。
そうアイツが言い出して、
少しでも崩れてみろ。樹里様が結菜をぶっ飛ばして、
「それ聞いたらひかるが黙っちゃいないね」
「そうやってまた過去に戻っちまうから付き合ってやってんだ。
アイツの言う通り、
そうだな、過去のように顔見知り同士で殺し合うのはゴメンだね。
でもあたしがついて行くのは、樹里、あんたにだけだ。