わたしはいつも、誰かに守られてばかり。
お姉ちゃんが魔法少女であると知った時、
なのに、結局守られてしまった。
今も、
何かやってみようと動いても、危ないからと止められる日々。
今神浜で起きているという出来事も、
お姉ちゃんへ無理を言って参加した集まりで初めて知ったことも多
黒いオーラの魔法少女がいると知って、その対策方法が、
悲しすぎる。辛すぎる。
私はいち早く灯花ちゃん達の意見を聞きたくて、
お姉ちゃん達は中央区の見回りと忙しそうですが、
今日は北養区にある電波望遠鏡に灯花ちゃん、ねむちゃん、
山奥にある電波望遠鏡の建物へ入るといつものように難しそうな
しかし何かお取り込み中のようです。
「なんだかみんなわたくしに冷たい感じがするんだよ」
「因果応報なだけだと思うけど。とはいえ、
「分からないものはわからないんだもん!
「
「
「そのきっかけが魔法少女である可能性もなくはない。
「なら、
「そんなこと考えるから冷たい目で見られるんだって」
なんか怖いことを灯花ちゃんが考えている瞬間を目撃した気がしま
まさか本当にやろうとしないよね。
|うい、そこにいるの?|
「あ、うん、いたよ」
「うい、来てたんだ。
「えへへ、何だか会話に入りにくくて」
わたしは3人に黒いオーラの魔法少女について話しました。
話していて驚いたのは、2人が魔法少女のSNSでも展開されてい
「SNSっていっつもくだらない話題だらけだからチェック自体し
「チェックを全くしていない人はともかく、
しかし、ドッペルを出し続けるというのはおかしい」
「そうだにゃ、ドッペルを出せばソウルジェムは浄化される。
「でもななかさんや実際に目にした魔法少女のみんなは、
「少なくとも自動浄化システムの異常動作ではないね。
「じゃあ、どうすればいいかわかるかな」
「ドッペルが出続けるってことは、
でもそんなことは通常ありえない。
あるとすれば魔女の仕業か、
「原因として有力なのは黒いオーラじゃないかな。
「うん、なくなったっていう話は聞いてないよ。
でも魔法少女が他の魔法少女へ酷いことをしているだなんてあまり
「ぼくたちにはその前科がある。
こう話している間、灯花ちゃんは何か考えている様子でした。
「
「みんないろいろ試しているみたいだけど、
「
「遠ざけたところで解決には至っていない。
とはいえ、すぐに殺してしまうよりはマシだね」
「黒いオーラ、一体なんなんだろう」
「聞くより見るが易しという言葉もあるし、
「でも危険すぎるよ」
|いろはも無闇に外に出てはダメって言ってた。
「もう、だったら黒いオーラの魔法少女を連れてきて欲しいにゃ」
「外に出るのと状況が変わらないよ、それ」
そう話していると、近くで複数の魔法少女の反応を感じました。
ただの反応ではなく、
「みんな、苦しそうな反応」
「うい?」
|強力な熱源感知。ここから出よう!|
「まさか狙われてるの?!」
私と桜子さんで車椅子とねむちゃんを運び、外へ出ました。
外へ出ると同時に電波望遠鏡に何かが撃ち込まれてしまい、
そして金属が擦れる嫌な音を立てながら、望遠鏡本体が倒れ、
「そんな、わたくしのお気に入りの場所が。
だれ!こんなことしたのは!」
攻撃が放たれた先にいたのは苦しそうな顔をしたドッペルを出し続
「黒いオーラの、魔法少女」
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