【魔法少女まどか☆マギカ】ネタバレ注意 名塚底根とワルプルギスの夜の原点が判明したことで生まれた新たな悲しみ

 

劇場版魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天 はどうでしたか?

どこに着眼して見るかで感想が変わる内容であったと思います。

そんな様々な着眼点がある中で、一番衝撃を受けた設定である「名塚底根とワルプルギスの夜の原点」について語っていきます。

※パンフレットは未所持のため、パンフレット未読状態の内容となります

 

ここから先は劇場版魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天 のネタバレになる内容を含みます。

閲覧にはご注意ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名塚底根とは

公式の説明では「すべての魔女の始まりの場所」
とあるが、映画内の演出やセリフを聞くに、

希望を願い、絶望した魔法少女が無個性な呪いとなり果てないよう、新たな存在「魔女」として存在したことを記録する場所

と解釈できます。
すべての魔女が記録されているという胸が躍るような場所です。

そして名塚底根を生み出した存在がワルプルギスの夜の原点であるマルグリートという名の魔法少女。

マルグリートに穢れが満ちた後に名塚底根が誕生、マルグリート自身は名塚底根の恩恵を受けることができずに同時に穢れが満ちた魔法少女たちと混ざったのちに「ワルプルギスの夜」と呼ばれる存在になってしまいます。

名塚底根の誕生とともに世界には「魔女」という概念が誕生し、個性ある呪いが蔓延るようになります。

これが公式見解という場合、名塚底根が生まれる前の時代は魔法少女は皆、絶望した後は無個性な呪いを振りまく存在となり、だれからも忘れ去られてしまっていたと考えられます。

初期の魔法少女システム、なかなかにえぐい。

そして円環の理という存在になる鹿目まどかが願った内容は「すべての魔女を生まれる前に消し去りたい」

つまり、言葉通りであれば円環の理の救済範囲は魔女となる予定の魔法少女のみ。

魔女になるはずだった存在達を絶望で終わらせず救いに導くのが円環の理。魔法少女の魂を導いても呪いを振りまくだけの存在「魔獣」が現世に残ってしまうのが玉に瑕ですが、宇宙を存続させるためには不可欠なため仕方がないです。

この構図が正しいとすると、未来の魔法少女にとっては素晴らしい構図です。
しかし、魔女という概念ができる前の時代にいた魔法少女たちは救済されないことになります。

マルグリートがいつの時代の人物かによりますが、修道服を着ているため宗教が盛んな時期、つまりは西暦が始まった後の時代の存在だと考えられます。

それすなわち、紀元前に人類の文明を築くことに貢献した魔法少女たちは救済されないことになり、紀元前にいた魔法少女の魔女姿があるはずがないことになります。
希望を願ったにもかかわらず呪いを振りまく存在になったという結末を迎えた彼女たちは、

記録にも残らないし誰にも救われない

という、悲しい設定が生まれてしまったのです。

今後魔法少女まどか☆マギカの外伝が生まれる際は、紀元前の魔法少女は無個性な呪いを振りまく存在にしかならないという設定が必要になります。

マギアレコードにはすでに矛盾してしまっている子はいますが。

↑紀元前のエジプト時代にいたエボニーのドッペルが存在すること自体に矛盾が生じるようになってしまった

 

マルグリートが存在していた時代の魔法少女たちは特に変身せずに、似たような武器で戦っていました。
あの修道服が変身後の正装なのかもしれませんが、あまりにも無個性すぎる。

魔女という概念がない時代の魔法少女たちが絶望した後の姿のように。

名塚底根という概念が生まれてから魔法少女たちの変身姿に個性が反映されるようになっていたらそれはそれで面白い。キュゥべえの粋な計らいともいえます。

ワルプルギスの廻天の最後にキュゥべえが名塚底根に興味を持っていましたが、これは過去のエネルギー回収方法がキュゥべえの元へ戻ってきただけなので、名塚底根を魔改造してもっとエネルギーを回収しようと企てない限りは、鹿目まどかが願った後の世界の仕組みに戻っただけ。魔法少女たちは魔女になる前に無事に円環の理へ導かれるでしょう。キュゥべえは無事に円環の理の観測に失敗していたようなので。

魔法少女まどか☆マギカの11話でキュゥべえが語っていた、キュゥべえがいなければ人類は洞穴で暮らすままだったという話が事実であれば、紀元前に魔法少女がいたのは確かだといえます。
魔法少女まどか☆マギカの世界自体に紀元前という考えが存在せず、西暦の開始と同時に人類文明が始まったという設定ならば話は別ですが。

 

残念ながら、円環の理はすべての魔法少女を救ってはくれない。

 

もともと魔女になる前に死んでしまった魔法少女には救いがないのではないかとされていましたが、魔女という概念が生まれる前に呪いになった魔法少女たちという新たな救済対象外の範囲が生まれてしまいました。

あまりにも無慈悲な公式見解が出てしまったことには衝撃を受けてしまった。

 

名塚底根が原初の魔法少女がいた時代までさかのぼって魔女にして記録してくれていたならば話は変わりますが、公式見解ではそこまでの情報は確認できません。
「すべて」という言葉は、「魔女」にしかかかっていないのだから。

 

魔法少女まどか☆マギカはあまりにも救いのない物語であることを再確認できました。

 

きっと続編は現れないだろう。というか現れないでほしいというのが願い。

魔法少女まどか☆マギカというブランドを後世に継承したいならば、見滝原の魔法少女に執着しない外伝の物語のほうが楽しめるだろう。

もう、暁美ほむらを休ませてあげて。