世界中で魔法少女狩りが開始されたが、
魔法少女狩りが行われた後の世界情勢はこんな感じである。
まず順調に作戦を完了させたのはアフリカ大陸、中央アジア、西アジア、南アジアに中央アジア。
捕らえた魔法少女達には宝石へ細工を行い、ボタン一つで宝石が爆散するようにしている。そんな彼女たちは隔離地域と呼ばれる場所で暮らすように指示している。
隔離地域は小さな町となっていて衣食住が十分に行える程度の設備は整っている。
隔離地域へと収容する理由としては対処済かそうではないかを見分ける方法がいまだにないからだ。
それに、直ぐに実験用として呼び出しやすい。
東南アジアの魔法少女は一部オーストラリア大陸へ逃げ延び、オーストラリア大陸には捕獲漏れの疑いがある。
オーストラリア大陸は無駄に面積があり、捕獲漏れがあるかどうかの結果が出るには時間がかかるだろう。
次は北中南米全域。
サピエンスの本拠地がある米国であるにもかかわらず、
原因としては魔法少女を追っても、
神浜市と繋がったようなゲートがあるのではと探したが、
実は中華民国もロシアも同じような理由で全ての魔法少女を捕獲で
他にもヨーロッパ地域と日本も完全制圧できていないのだが、
ヨーロッパ地域ではなぜか最初から魔法少女達によるアンチマギア対策
そんなヨーロッパ地域で優位に立つためにサピエンスは多くの試作品を
そのため、ヨーロッパ地域は劣勢である。
日本はというと、
しかし、ゲートのことを知っていた彼女達はゲートを封鎖し、
あの後、ゲートを再度開こうと試みたものの、
ちなみに神浜市襲撃時に使用されたゲートは鏡が大量に存在している迷路の
魔法少女狩りの進捗がよくない原因として、
特にヨーロッパ地域はアンチマギアが生まれる前から警戒していたので
とはいえ裏組織のアンチマギア実用実験時に軽くあしらった魔法少
そういうわけで魔法少女が使用している情報網の集結先を探ってい
有象無象の集団かと思った魔法少女だが、
各国のアンチマギアへの対抗姿勢を分析して、日本はアンチマギアの
侵攻作戦を再度仕掛けるべきは日本だろう。
イザベラは日本へ再度侵攻するために軍関係者のメンバーを作戦室に集
「レディ、あなたの気になっていた情報ですが、
降伏してきた魔法少女へ未だに宝石への細工も行っていないとのこと」
「それはいけないね。
「
「そんなのわかっているわ。
イザベラが資料へ指さすと、
「それでこの作戦ですか。主力は我が軍ですが、
「私たちは負けられない戦いをしているんだ。
「しかし、降伏した魔法少女達はうまく動いてくれるんですかね」
「戦力に不安があるなら、私を入れてくれないか?」
急に作戦室へ入ってきたディアに全員が驚いた。
「何しにきた?今は作戦会議中だ」
「作戦も何も、いつもの意見の押し付けだろう?よければ私を作戦へ参加させてくれないか?
参加したらついでに作戦責任者へ宝石への細工を強要するよう仕向けることも可能だ」
私は腰に差した刀に手をつけながらディアに話しかける。
「その自信、実験がうまくいったようだな」
「ああそうさ。日本くらいの距離でも通用する仕上がりだ。
イザベラは深くため息をついた。
「デュラン大佐、試作艦が日本領海に到着するまでの時間は」
「まだハワイ港にいますので、10日以上はかかります」
「そう。ディア、8日以内に日本へ入国しなさい。それが可能なら作戦へ参加しなさい」
「お安い御用さ。感謝するよ、イザベラ」
そう言うとディアは優しく扉を閉めて出ていった。
「全く、狙ったように作戦会議中にきて」
「抑えなさいキアラ。
さて、
「では最後に一つだけ。
レディは世界を巻き込んでまで、
「奴らは最終的に人類の敵になると既に予見しているからさ。こうしている今も、奴らは人類の上に立つ準備を進めている。
わかりあうなんて生易しい理想は、
「それは、別の機会にじっくり聞きたいものですな」
「ふんっ、反対意見がないようであれば作戦に移ってちょうだい。
「イェッサー」
軍関係者が会議室から皆出て、
「神浜を標的にしたのはキュウベェの助言が気っ掛けだろう?」
「魔法少女が魔女化せず、
そんなものがあって、
「
アンチマギアを知った彼女たちの実力は未知数だ。
「魔法少女同士での潰し合いは効果があるとキアラも知ってるでしょ?
それに試験艦は魔法少女対策を万全にさせたものだ。
「まだ詰めが甘い気がする」
「
私はため息をついた。
「イザベラもディアとあまり変わらないな」
「なっ!一緒にするな!」
私たちは一緒に会議室を出てそのまま拠点の玄関まで移動を始めた。
「
「あの魔力が解明できないと彼女に予防注射もできないのよね。
あの謎の魔力、
「本人が望んでいないからじゃないか?」
「
「
「わかってるわ。
“サトリカゴメ“、今日は話してくれるかしら」
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