神浜にて魔法少女が魔女のような姿になって街の人間を全て殺戮す
この出来事は日本からSNSにて世界に発信された。
世界では何が起きたのか分からずに面白がる人間しか出なかったが
神浜での異変が起きるまでに魔法少女について様々な報告を国連へ
サピエンスは魔法少女を人間が管理し、
そんなサピエンスの中心人物であるイザベラは国連の秘密部屋で国
「レディ、
「あら?
「
神浜にあった実験室が原因で起きたバイオハザードが原因だと言っ
「では、
イザベラはモニターの電源を入れて用意していた映像を再生した。
その内容は、
映像は激しく揺れながらも、
中にはアニメのような魔法によって燃やされる兵士もいて、
しかし。
「よくできたCG映像ですが、
イザベラはため息をついた後、集まっている5ケ国の代表者たちの
米国大統領以外、イザベラの目を見るものはいませんでした。
「そうですか。
まあ、聞くより見る方が早いとも言いますし、
そうイザベラが言うと、
「なんだねそれは」
「これはグリーフシードという、
「そんなものがあるはずが」
イザベラはロシア代表の声を聞くことなくグリーフシードを卓に力
その途端に、周囲には魔女空間が広がっていき、5カ国の代表者も
「何が起きているの?」
「それに、何か動くものがいないか?」
それは勿論、魔女の使い魔です。
「イザベラ!危険な場所に連れてくるとはどういう気だ!」
「安心してくださいジェームズさん、
「何かあってからじゃ遅いんだよ!」
「まあまあ、誰も死なせる気はありませんよ。四股が十分に残っているかは別ですが」
そう言ってイザベラは困惑している4カ国の代表者たちに話しかけます。
「さあ、
「何を企んでいるんだレディ!早く私たちを解放しろ!
そう言いかけた中華民国の代表者の目の前には小さなタコのような
その生物は可愛い目を中華民国の代表者へ向けて口を大きく開き、
周囲には叫び声が響きわたります。
「おかしいですね?フィクションなら怪我をするはずがないのに。
これがフィクションではなく、
もし理解してくれたのであれば、私に泣いて懇願してください。
「なんて奴だ」
「どうやら私たちの認識が甘かったようですね」
「ふざけた真似を!私は認めないぞ、こんなこと!」
「キアラ、彼らに銃を渡してあげて」
私はバッグに入っていた4つの拳銃を4カ国の代表者へ地面を滑ら
「状況を理解して私側につくという方は銃を取らずに私の方へ、
フランス、英国、米国の代表者はイザベラの方へ向かい、
「ふん、お前たちの力がなくたって」
2人の代表者は使い魔へ向かって発砲しながら出口を探し始めます。
しかし銃弾では使い魔を怯ませることしかできていませんでした。
「
イザベラの方へ向かってきた使い魔たちへ私はバッグの中にある
その銃弾を受けた使い魔達は生き絶えて消えていきました。
「でも、
私はイザベラへ銃とカートリッジを渡し、
「さて、わからずや達を助けてさっさと脱出しましょう」
3カ国の代表者はイザベラへついていくしかありませんでした。
自分で抵抗しようとしていた2カ国の代表者は弾薬が切れて、使い魔から逃げるという手段しか取
使い魔達は群がって2人の代表者を捕食しようとしていたところ、
「な、なぜ奴らに攻撃が効いている?!」
「サピエンスが開発した対化物兵器ですよ」
私は近づいてくる使い魔を剣で斬りつけながら代表者達を守っていまし
イザベラは、最初は付いてこなかった代表者二人に手を伸ばします。
「さあ立ってください。さっさとここから出ますよ」
座り込んでいた2人の代表者は渋々イザベラの手を取って立ち上がります。
イザベラ達はセンサーを元に魔女へと続く扉を探していき、2階層
そこにいたのはマンタのような姿をした魔女でした。
「レディ、あれを倒せばここから出ることができるのですか?」
「そうですよ。まあ私たちに任せておいてください。
キアラ、彼らの護衛はよろしく」
「了解」
イザベラは魔女の方へ走っていき、
特殊な弾丸は魔女へ当たる前に爆発して、
イザベラは手に持った銃で使い魔を追い払いながら合計4発の特殊
4発撃ち終わった頃には魔女の動きが鈍くなって、使い魔ともに地面へ降りた状態となっていました。
「化物の動きが鈍くなっている?」
「あれはアンチマギアという成分を周囲へ振り撒いた結果です。
そう話しながら私は剣で元気な使い魔達の相手をしていました。
「では、その剣も?」
「ええ。アンチマギアが練り込まれた金属で鍛えられた剣です。イザベラがあれを倒すまで、私が必ずあなた達をお守りします」
イザベラの方はというと、
粉を浴びた使い魔はついに動かなくなったものの、
イザベラは素早くかわし、
イザベラがビームを放った触手へ銃弾を当てると魔女は苦しみ出します。
「なるほどね」
イザベラはカートリッジを入れ替えて魔女の腹部分で無数に垂れて
「your only place is hell!(お前の居場所は地獄だけだ)」
触手が破裂するほど魔女は苦しんでいき、
私たちが戻ってきたのは、
「キアラ、応急処置を」
私がバッグを下ろして2人の代表者へ応急処置を行う時間は、
応急処置が終わった頃にイザベラが話し出します。
「今みなさんに体験してもらったのは、
ここまで見聞きしたことを踏まえて、
5人の代表者は皆揃って首を横に振りました。
「ではやっと本題です」
イザベラはバッグ内に潜めていた小さなアタッシュケースを開くと
「ここには化物へ有効打を与える成分「アンチマギア」のサンプルとアンチマギアについての説明、
これらを無償で提供します」
「でもそれは、あくまでサンプル。量産のためにはそのサンプルを、
「そこで取引です。実は量産のための培養槽を既に用意していて、
培養槽とある程度の素材をお渡しするのは、我々が兼ねてから計画している「
「それで常任理事国である我々を呼んだわけか。それで、
「それは勿論。魔法少女狩りの実施が可能となったら、
「少々良心的ではありますな」
「各国に渡ってほしいという考えも少しはありますから。
その基準価値を参考に、各国は素材量、
それに、少し大ごとになれば武器生産も回りますから」
「それもそうだな」
「魔法少女は先程の化物と違って知恵があります。
早めに議決に向けた動きをとっていただければ、
「して、
「魔法少女は将来、あの化物となります。
今のうちに化物となる前の魔法少女を全員確保し、
そして、そんな魔法少女になる前に、
それに、人類史をなかったことにされる可能性も減らせます」
「では、
「案外長引いてしまうかもしれないですよ。
世界からテロリストを完全殲滅できないくらいくらいにね」
この後、
こうして魔法少女狩り、
この2ヶ月の間に4カ国へアンチマギアの培養槽が提供され、
これが世界が変わる引き金となる、
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