今日の夕方に魔女にならないシステムを世界中に広げられる魔法少
もちろん世界へ広げるという行為を妨害するわけではなく、
人を犠牲にしてまで私は、私達は生き延びたいとは思わない。
でも集まってくれている一族のメンバーの中には神浜マギアユニオ
だからわたしは魔法少女会議から戻ってきた後、
魔法少女会議に参加してから気になっているのは、
あの時見た傷痕と、売られた経験があるという話。
最近までの巫も売られていたというのは事実。
でも人を憎むほどの感情を抱いたことはない。
いったいどこで意識の違いが出てしまったのだろう。
私は売られるという気持ちを経験してしまったちゃるに心情を聞い
「それってピリカさんが言っていたっていう話に関係するやつ?
うーん、
人の悪意を感じたときは気分が悪くなっちゃうけど、
悪を討って普通に暮らせてる人を助ける。
ちゃるは隠し事をできないことを知っているから、
じゃあ、
そう考えていると外が慌ただしくなっていることに気づき、
「おい!ピリカってやつが寺の門にいるからきてくれ!
私はちゃる、
「ピリカさん、ここへ何しにきたんですか」
「最後の意思表示を確認しにきたんですよ」
「確認?」
「わたし達は明日、自動浄化システムを世界に広げます。
その上で、
その答えを聞きたいのです」
「でもそれは、人に呪いを押し付ける方法でなんだよね」
「はい」
妨害したいわけじゃない。
でも考えを改めさせるというこちらの考え自体が彼女達にとっては
ならば、最後に確認するべきことはこれだけ。
「人へ呪いを押し付けるというのは仕方がないことですか、
故意だというのであれば、私達は妨害せざるを得ません」
「問いへ問いで返してくるのですね。
呪いが生じるのは仕方がないことであり、
「そうですか。
みんな、ピリカさんを捕らえなさい!」
「「はい!」」
みんなが動き出すよりも早くピリカさんは地を蹴って瞬間移動した
「ワッカ、障壁と化せ!」
ピリカさんがそう呟くとわたしを中心にして水の障壁が円形に形成
そして近くにいたちゃるは回し蹴りで、
その後ピリカさんは何かを呟き、水壁には電気が走り、
外のみんなはその首長竜と障壁に邪魔されて中に入ってこれない状
わたしも魔法少女姿となって剣を構えました。
「なるほど、
あなたが心を折らずに立っていられるのはその聖遺物のおかげかも
「聖遺物?なんのこと。
「そうですか。
聖遺物とは魔法で生成されたもの、または物質へ魔法少女の魔力が込めら
あなたの持っている時女の剣も十分聖遺物に該当します。
そうなればなおさらここであなたを無力化しておく必要があります
「ねえ、
貴方達も人にひどいことをされたかもしれないけど、
罪なき人も見境なく不幸にしてしまうことは良くないことよ」
「その罪の基準は誰基準ですか、自身ですか、
ヒトを信じているあなたも、それに染まっているのでしょう」
「ヒトの考え方そのものが良くないというの」
「人間社会は意識の違いによるすれ違い、
神を信じなさい、国のために働きなさい、いやでも働け、
これらの考えはなぜ常識と呼ばれるようになったのでしょう、
「それがこの世を乱さない最適な考えだからよ」
「そうですか?
通貨があれば物々交換よりもものの価値は分かりやすくなるでしょ
しかしものの価値など人によって違う、
お金という世を乱す物が最適な考えだと本当に思ってるのですか?
「どうやら話しても無駄なようね。どう話されようとも、
「あなたも思考を停止してしまうのですか。
ならば、ここで無力化させてもらいます。
アペ、刃と化せ!」
ピリカさんは炎の剣を手に持って私に切り掛かってきました。
村での修行でしか人と戦ったことがない中で相手を無力化する方法
相手の攻撃を受け止めながら行き着いた答えは四股を動かない状態
斬り落すまで行かず、
私は相手の斬撃を受け止めるようにし、
斬撃を飛ばしてきて所々火傷をしているうちに私はあることに気が
剣を持つ手の損傷が激しい。魔力で痛みを和らげているけど、
もしかして、相手の狙いは私が剣を離すこと?
だとしたら長期戦は不利にしかならない。
でも相手の攻撃を受け止めるのがやっとの状況でわたしのペースへ
水壁の外ではみんなが中に入ろうとしているみたいだけど首長竜に
私を抑えながら首長竜のような生き物も操るなんて、
もう水壁の外に出るしかないと考えて思い切って飛び込むと水壁に
「無駄です。
そう言いながらピリカさんは私の方へゆっくりと歩いてきました。
こんなところで私は折れるわけには行かない。
日の本の国を守れずに、仲間を守れずに倒れるわけには行かない!
私は痺れた体でありながらも無意識にお母様から教わった技を出す
体を回して円を描くように斬りあげる。
そして目標目掛けて力を込めて振り下ろす。
この技を使用すると間違いなく相手の体の一部は吹き飛び、
強敵の魔女以外には使ったことがない技を使用し、
しかし、
これは一瞬のうちに起こったことであり、
視界がぼやけていき、どんどん体が冷たくなっていく感じがした。
ピリカさんが出した首長竜に妨害されて水壁の中に入れない状態の
そこには右腕が炎のような状態になっているピリカさんと上半身に
「静香ちゃん!」
私達は静香ちゃんのところへ駆け寄り、
「静香、しっかりしてください!癒して傷口を塞がないと」
みんなが静香ちゃんに夢中になっている中、
「時女の剣は預かりました。
そう言ってピリカさんが寺の門へ歩き出すと時女のみんながピリカ
「待ちな、本家をここまで傷みつけられてただで返す気はない。
涼子さんが門の前へ仁王立ちになり、そう話しました。
私とすなおちゃんは静香ちゃんのそばにいました。
「無駄に血を流すことになりますよ。
「だとしてもよ。覚悟しなさい!」
そう言ってみんながピリカさんに飛びかかるとピリカさんの足元か
ピリカさんの右腕は炎のような形にはなっておらず元どおりとなっ
「
事が終わるまで静香さんを見守っていればいいんですよ。
気づいた頃には、すべてが終わっているでしょうから」
吹き飛ばされた時女の子が諦めず襲い掛かろうとしていました。
私はとっさに声を出してしまいました。
「やめて!ピリカさんを行かせてあげて」
「何故ですか!彼女達を捕らえるのが元々の目的。1人しかいない
「だからやめて、
ほとんどの子は武器をおろしてくれましたが、
旭ちゃんは私たちに背を向けているピリカさんに対して発砲してし
しかしピリカさんは銃弾を持っている刀で斬り落としてしまい、
「カンナ、貫いて!」
そう言ってピリカさんは左手に形成された雷を纏った槍を旭ちゃん
周囲には風圧が広がり、
[旭ちゃん!]
[生きては、いるであります。でも左半身は動かせない状態です。
「あなたもあきらめないのですか」
涼子ちゃんは変わらず門の前に立ちはだかっていました。
「私は時女一族の一人としてではなく、
首長竜が姿を消した後、ピリカさんは涼子ちゃんへ斬りかかり、
最初は互角のように思えた戦いでしたが、
「何でだ、こんなに穢れるのが速いだなんて」
涼子ちゃんはピリカさんの回し蹴りに対応できず、
「それでは失礼します」
そう言ってピリカさんは姿を消しました。
出会った時は魔法少女ということしか知らず、
紗良シオリさんや日継カレンさんの話で2人は強いと聞いていまし
あそこまでの激戦の中、
立ち向かうことなんて、元々できっこなかったんだよ。
私はその場で1人で心が折れてしまった気がしました。