沢山の魔法少女が集まった会議。
そこで行われたのはたった3人の魔法少女へ対抗するための情報交
集まったのは様々な目的を持った100人に近くなる程多くの魔
私たち見滝原の魔法少女も参加して、多くのことを知ることが
一番驚いたのはピリカさんもあの人たちの仲間である事でした。
実は情報交換が行われた中でもピリカさんの強さはカレンさん達同
10人近く集まってかつそれぞれの得意分野を織り混ぜてやっと追
神浜の魔法少女に関しては調整という神浜の外からきた魔法少女と
そんな別次元の彼女達のうちの1人を追いやったななかさんたちの
私たちには学校生活がある中、敵となる3人はいつでも行動できる
それでも私達は人として生きる道を外れないよう行動することに
一部のグループはこの指針に賛同せず、
私達はもちろん人としての生活を優先するために見滝原へ戻るこ
何故なら、
この考えによって私たちの中でも意見のすれ違いが起こり始めます
「日継カレンたちだっけか。
だがあの悠長な作戦実施時間はなんだ。
マギウスの時もそうだったが、学校なんて行ってる場合かよ」
「杏子の言うこともわかるけど、
「それにやちよさんは言っていたわ。
「んなことわかってるさ。
そう言うと佐倉さんは駅へ向かわず風見野の方へ歩いて行ってしま
美樹さんは佐倉さんへ何か伝えることがあるらしく、
私と鹿目さん、巴さんはそのまま電車で見滝原へ戻りました。
見滝原についた頃には夕方となっていて、
「どうしたの、鹿目さん」
「えっと、ピリカさんたちのことをずっと考えてて。
魔法少女を助けたいって考えてくれているのに、
本当に争わずに話し合いだけで済ませられないのかな」
鹿目さんの優しさは底なしです。
いつもみんなが楽しく、
そんな鹿目さんにとって、
「あの状況では言い出しにくかったわよね。
マギウスの時もそうだったけど、
「そう、ですよね」
「私達は参加できないわけだし、
巴さんの話を聞いて少し笑顔を見せた鹿目さんでしたが、
ふと一瞬強い風が吹きました。
すると鹿目さんは近くにおらず、
「鹿目さん!」
「慈悲深い魔法少女 鹿目まどかを少し借りて行くよ」
「待ちなさい!」
私は魔法少女に変身して時間停止を行いましたが、
どうして
「時間をとめるなんてこと、本当にできる魔法少女がいたんだな。
片側にだけお下げがあり、
まさか、日継カレンさんなのですか。
「鹿目さんをどうする気ですか」
「
「それなら話し合いで済むはずです」
「本当か?なら、
そう言ってカレンさんは神浜の方へ素早く移動を開始しました。
「待って!」
時間停止の影響を受けない理由がわからない。
繋がり?
私は会議で出てきた話題を思い出しました。
“黒いオーラの魔法少女となった私たちに共通しているのは、
“あいつと繋がりがある奴らがなっているんだから元凶は日継カレ
日継カレンと会った時点で何か繋げられてしまっている?
だとすると日継カレンを経由して巴さんも動けるはず。
なのにあの場から時間は止まったまま。
わからない。
そう考えながら日継カレンを追いかけていると横から炎の剣でいき
咄嗟に盾でガードしましたが、地面に叩きつけられてしまい、
また落ちた場所も悪く、一般人が多くいる道でした。
周りの人たちはいきなり地面に叩きつけられた私と、
「おいあの子空から落ちて来なかったか?」
「炎の剣?!ドラマの撮影か?随分とリアルだな」
一般人に見られながらも目の前にいたのは、ピリカさんでした。
私は改めて時間停止を使いましたが、
「何で、なんで貴女も立ちはだかるんですか!
私はピリカさんを振り切ろうとしますが、
「魔法少女が人間社会に溶け込めると考えているなら、
ヒトは時間に縛られ、他人の欲を満たすために、
しかし私たちは穢れを解消しなければいけない。
そんな事情も知らずにヒトは私たちを縛り付けて無意識に魔女とな
そんな社会を生み出すヒトは、魔法少女にとっては害でしかないのですよ」
「そんな主張、勝手ですよ!
魔法少女だって人と一緒に生きて行くことはできます。
「私たちにとってはその主張も勝手なのですよ。今の人間社会が、
時間停止できる限界が来ても私はその場から一歩も進めずにいまし
そして時間停止が解除されても、
私は林に逃げ込もうとしますがピリカさんは私を一般人の方へ押し
一般人に被害が出ていることよりも、
何で一般人に見られているだけで苦痛となっているんだろう。
わたしはその場に膝をついてしまい、
「
周りの人は警察を呼んだり面白そうにスマホで写真を撮っていまし
わたしは今、
「その程度の覚悟で大切な人は守れないですよ。
そう言ってピリカさんはカレンとは違った方向へ姿を消しました。
わたしはこの一瞬で人として大事なものが既に失われている気がし
きっと学校へ行ったところで苦痛になるであろうことは目に見えて
ならばもう、躊躇する必要もない。
私は、鹿目さんを助けるために手段を選ばない!
一度家に戻って爆弾以外に銃器を揃えることにしました。
とはいえ周辺の反社会的組織から調達できる銃器は底をついていて
しかしもう、迷う必要はありません。
夜のうちに軍事施設へ入り込み、
夜明けごろに神浜へ到着し、
そこへ近づくとピリカさんとシオリさんが出てきました。
「ピリカにかまかけられるなんて、
「私も理解に苦しんでいるところです」
そう言いながら私は彼女たちへ銃口を向けました。
「鹿目さんはどこですか」
「自動浄化システムが世界に広がるまでは教えられないね」
「ならば、力ずくで教えてもらいます」
私は時間停止を使ったうえでピリカさん達へ弾丸を放ちます。
思っていた通り2人は時間停止の影響を受けていませんでしたが、
2対1という不利な状況で勝つためには敵の攻撃を避けながら時間
しかしそんなことはお見通しと言わんばかりに2人は弾丸の進行方
攻撃は6割ほど受ける状態となり、
地面へ叩きつけられた際に時間停止が解除されてしまい、
私は地面へ叩きつけられたと同時にシオリさんの攻撃の影響か体が
「時間停止に頼った戦い方だから敵わないんだよ。
まあ実銃を使うスタイルは面白いと思うよ」
シオリさんが私に手を出そうとした時、何かが私に絡まり付き、
視界がぼやけていてはっきりとはしませんでしたが、
私は少し離れたビルの上で下され、
「考えなしに突っ込むとからしくないぞ、ほむら。
眼鏡、壊れたのか」
視界がぼやけたままでは何もできないので、
すると、
「ふーん、そんなことできたのか」
そう言うと佐倉さんはブラックな板チョコを包み紙を一部破った状
「ほら、これ食ってちょっと冷静になりな」
私はビターなチョコを食べた後、
「そうかい、
強さもばかにならねぇのに戦えるフィールドを選ばねぇってのも厄
「私だけでは敵わないってわかったから、
「
あそこでヤバいことが起こりそうだぞ」
中央区はシオリさんの目撃情報が多かった場所です。
もし昼間に彼女達とぶつかってしまったら、
わたしは鹿目さんの居場所の手がかりがないか探るために、