黒いオーラの魔法少女というドッペルに続く出会ったことのない魔
少なくとも神浜に近づかなければ出会うことはないとのことですが
私たちはあの日以来、
命の危険があるのもそうですが、
黒いオーラの魔法少女を止めるためには殺す以外に方法がありませ
神浜にいれば安全かと思われたこの世界線に現れた新たなる危険分
私は二度と巡り会えないであろうこの時間を守るためにも、
神浜へ通うことで知ることができたのは、
魔法少女のSNSでも情報は流れてくるのですが、
しかし神浜にいる魔法少女に揃って言われるのが、
噂によれば、
黒さんとも情報交換を行っていたのですが、
今日はこの情報をある魔法少女へ伝えるために神浜へきています。
神浜へ調査に来ているうちに神浜では会ったことがない魔法少
初めて会った時は神浜の魔法少女なのかと注意深く聞かれましたが
名前は大庭樹里さん。
お姉さんと妹さんがいる三姉妹らしく、
樹里さん達は紗良シオリさん達を探しているようで、
今日は樹里さんと出会う約束をしているのですが、
「おい!いい加減正気に戻れよ!」
「聞く耳持たずって感じねぇ。
「冷静に分析してる場合じゃないぞ長女さんさ!」
樹里さんと他大勢の魔法少女達は黒いオーラの魔法少女と対峙して
話を聞いている限り、
黒いオーラの魔法少女は背中からカカシのようなドッペルを出して
加勢しようにも、
誰かが殺されそうな状態になったら、
いつでも動けるよう構えていると樹里さん達に動きがありました。
「わたしが殺すわ。このままでは救いようがない」
「・・・いいのか、あいつは虎屋町の、
「だからこそよ。貴方達に仲間殺しは、もうさせたくないのよ」
長女と呼ばれる魔法少女はその場から動こうとしない黒いオーラの
周囲を飛んでた使い魔は次々に灰へ変わっていき、
樹里さんはその場に膝をついて地面を殴りました。
「畜生、
「
一旦戦いは終わったようなので私は樹里さん達の前に姿を見せまし
「ん、誰っすか」
「ああほむらか。さっきの戦い、見ていたのか」
「・・・ええ」
「貴方が次女に協力してくれてる暁美ほむらさんね。
「はい、すみません」
「なんだよ、収穫なしってことかよ」
「でも、
「え、それってあの状態になっても助かる見込みがあるってこと?
「どうやって助けてもらったかは、
「ならさっさと行こうぜ。絶対に助ける方法を聞き出してやる」
「でも少し確認させてください。みなさん、
「マギウスの翼だと、二木市から魔女を奪った奴らじゃないか。
変に深読みされてしまうのは予想の範囲内でした。
マギウスの翼を話題に出したのは、
私は樹里さん達へ場所を案内するためにはマギウスの翼のメンバー
これも黒さん達へ迷惑をかけないためです。
しかし結菜さんと樹里さんは条件を守れないと断ってきました。
憎むべき相手と争うなというのは無理な話だとのこと。
いまはそう言っている場合ではないというのに。
しかし一人だけ条件を守っても良いという魔法少女がいました。
名前は笠音アオさん。
他のメンバーも首を横にしか振らなかったため、
しかしこのまま別れても跡をついてくるのは容易に思いつきます。
「アオさん、少し手を繋いでいてもらえますか」
「え、いいけど」
私はアオさんの手を掴み、一定時間の間、時間を止めました。
「うそ、周りの時間が止まってる」
「手を離さないでついてきてください。
そう言って樹里さん達がいた場所から離れた後、
プロミスドブラッドの目的は神浜市にいるという自動浄化システム
そして神浜の魔法少女へ利用料を支払わせるという目論見があると
なぜ、
二木市がどんな状況であったのかは分かりません。なので、
しかし、考え方が間違っているというのは確かです。
黒いオーラの魔法少女もそうですが、
口を開かず移動する時間が長い中、
「黒さん、欄さんお待たせしました」
「やあ、ほむらさんと、どちら様かな?」
「ちょっとそこで知り合った者でーす」
欄さんにはアオさんのことを神浜の外からきた魔法少女とだけ説明
「
「え、でも神浜マギアユニオンのSNSでそんな話はなかったです
「
そんな中で被害者となった彼女達が黒いオーラの呪縛から解かれた
「彼女達っていったい」
「私たちのことなの」
物陰からいきなり現れたのは、
緑色の魔法少女は宮尾時雨さん、
彼女達はマギウスの再興と魔法少女主義を謳うネオマギウスという
しかしその勧誘中、糸を使う魔法少女の機嫌を損ねてしまい、
その後日、
「ボクたちは暴れていた時の記憶は微かにある。でも、
「ただ一つ言えるのは、助けてくれた人はドッペル5体の攻撃を防
「他に特徴はなかったわけ?姿とか、魔力反応とか」
「実は助けられた時のパターンが2種類あるんだ。
もう一つは、助けられた時に集団の魔法少女が目の前にいるパターンだ」
欄さんがいうには、
なんでも、突然現れて突然助かっていたパターンは、
神浜には既に助ける方法が2パターン存在する。
「複数人に助けられた場合には、
「でもね、
何でも、
「あの魔法少女を、瀕死に?!」
アオさんはポーカーフェイスで話を聞いている中、
「やっと違う表情をしてくれましたね。アオさん、
欄さんが問いかけますが、アオさんは黙ったままでした。
「貴方の都合は聞きませんが、今は手を取り合うべきです。
もちろん、貴方の仲間も」
「どうして彼女達ばかりを敵視するの?」
「黒いオーラの魔法少女になったメンバーと時期、
“日継カレン達と接触していること”
今私たちの見解としては、
これで理解できましたか」
「…少しね」
「協力してもらえるのであれば、会議の開催場所を伝えます。
「はい、ありがとうございます」
欄さんは冷静に話を進めてくれました。
マギウスの翼の白羽根として活動していた彼女は、
そんな彼女がマギウスの翼に参加していた理由は、
あそこまで冷静に行動ができるなら、
私は建物を出た後、アオさんに問いかけました。
「会議に参加すれば多くの情報が手に入るかもしれません。
「私の中では納得してる。
そんな賭け、誰も乗らないよ」
「伝えてみたらどうですか、自分の意思を」
「無理だよ。私は三女、末っ子で一番弱い。
年上や実力が上の人に意見を言うのはかなりの勇気が必要。
でも、実際は巴さんも求めていた。遠慮のない私たちの意見を。
そのおかげで巴さんは立ち直れて、
偶然かもしれないけれど、過去に繰り返した世界に比べたら、
アオさんも、伝えなきゃ間違った方向に。
「少しはわがままな態度を見せてもいいかもしれませんよ」
アオさんは何も話してくれませんでした。
「私、近くの駅で待っていますね。1時間くらい待つので、
アオさんはしばらく私の目を見た後、話しはじめました。
「来てよ、次女と対等に話せたんでしょ。うちの場合、
フォローしてよ」
「アオさんが、参加を心から望んでいるならフォローしますよ」
そう言って結局私は二木市の魔法少女達のアジトまでついて行きま
入り口の扉を開くと、
「ったく、遅いぞ」
「でも驚いたわ、
「アオさん、これはどういうことですか」
少し周りがざわついた後、
神浜の魔法少女は紗良シオリ達を討伐することに専念していること
そして、
アオさんは聞いた結果をねじ曲げることなく素直に話しました。
「私は会議に参加した方がいいと思う。
神浜に協力するかは別として、
「ほう、それが実際に見聞きしてきた答えか。
「そんな事はないよ」
「本当か?
「アオさんがしっかり説明したはずです。
「お前に言われなくてもわかってるっての!」
「ならば!」
「やめなさい、次女が癇癪起こす理由は大体わかるわ。
樹里さんと調査をしている時に聞いた日継カレンと戦った事。
大勢で挑んでも歯が立たず、
「そんな状況下で神浜の魔法少女と争うのは、
樹里さんはその場にいじけて座り込んでしまいました。
「貴方に言われなくても私たちは理解しているわ。
「じゃあ!」
「私たちプロミスドブラッドもその会議に参加するわぁ。
「奴らの下につくってわけじゃ、ないんですよね」
「もちろんよぉ。
次女もいいわね」
「・・・いいさ。なんか余計なことしてきたら我慢はできないがな」
「次女さんは我慢をもう少し覚えた方がいいんじゃない?」
「うるせーよ、らんかは」
「はいはい」
二木市の魔法少女も参加してくれるとのことなので会議の開催場所
場所は鏡屋敷の大広間。
果てなしのミラーズがある場所で、
開催は明日。
とても急ですが、
情報を伝え終わると結菜さんに話しかけられました。
「暁美さん、次女と対等と話せるなんて、強い心を持ってるのね」
「最初は怖い人かと思ったんですけど、
「次女さんからは暁美さんは強いって聞いたんすけど、
「えっと」
一気に周りから問いかけが飛んできました。
少々戦いを好む方もいますが、
しかし、神浜の魔法少女は許せないという意思は貫いていて、
私は皆さんと別れて見滝原の帰路についていました。
もう夕方近くだけど、
どうやってみんなに伝えようかと悩みながら改札を出ると、
「用事があるって言っていたけど、
完全に待ち伏せされていました。
「神浜へいま行くのは危ないって伝えているのに、
「すみません、でもどうしてもみんなに伝えたい話があるんです」
「私は反省してくださいって話をしてるの」
「はい、ごめんなさい」
「全く。それで、
この後、巴さんに神浜で行われる会議の話をすると、
鹿目さんや美樹さん、佐倉さんも参加することとなり、
私たちがあまり拘らなくなってから大きく変わってしまった神浜の
この時間軸を守るためにも、私は彼女達を止めないといけない。
それが、鹿目さんを守ることになるから。
2-20:BACK
レコードを巻き戻す:top page
NEXT: 3-2