神浜市を中心にして起こった事件、出来事、魔法少女の記憶・・・
いずれは時間遡行で消えてしまう世界の記録だけど
それを無駄にしないためにも、残しておかなければいけない
そう、マギアレコード「魔法少女の記憶」として・・・
マギアレコードには
・主人公「環(たまき)いろは」を中心にしたストーリー「メインストーリー」
・アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」5人に焦点を当てた「アナザーストーリー」
・各魔法少女に焦点を当てた短編ストーリー
・鏡の魔女の用意した結界で起きるストーリー
など数多くのストーリーが交差しています。そのため、どの話がどうつながっているのか、また、まったくつながりがないのかわかりにくくなっています。
ここでは、このわかりにくくなっているストーリーを年表としてまとめていきます。
☆4キャラのストーリーは、入手後に魔法少女ストーリーで確認を行うという調査方法のため、かなり後になってから明らかになるかと思いますが、ご了承ください。
※ネタバレについては気にしないという方のみ閲覧してください。
*caution*
この年表作成にあたり、マギレコ内で開催された季節イベント、コラボイベントはメインストーリーで触れられたもの以外記載しないことにします。
理由としては、メインストーリーの季節が不明であること(特にホーリーマミの「突然失礼」冬イベント)。季節イベントのストーリーは、IFの扱いとします。
神浜市での「○年前」という表記は、環いろはが神浜市で妹のういを探すために本格的に活動し始めるころから数えることとします。
神浜市年表は上巻と下巻に分かれ、上巻はメインストーリーがはじまる前の歴史、
下巻はメインストーリースタートからその後の歴史を扱っていきます。
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-紀元前51年頃-
プトレマイオス朝エジプトの時期、ローマが力をつけてきた時代でもありエジプトはローマとかかわりを持つようになっていきます。
そんな時代の中、クレオパトラは多くの魔法少女を利用して美貌や権力を手に入れていきついにはカエサルやアントニウスを虜にしてしまいます。
そんな魔法少女達を提供しているのはメトの一族と呼ばれ、プトレマイオス朝よりも前からファラオへ魔法少女を利用して力を与えてきました。
-紀元前31年頃-
メトの一族であるエボニーは長老から神と契約し、クレオパトラに仕えるよう指示されます。
エボニーは神と言われているキュゥべえとの契約でクレオパトラに関わることを願わされます。
・エボニーが魔法少女になります。
エボニーが魔法少女になる際に願った内容は「名が歴史に残るほどの栄華をもたらしてほしい」
エボニーはクレオパトラの侍女として働くことが決まりました。
侍女として働いている中、エボニーはクレオパトラについての悪い噂、ローマのオクタウィアヌスが戦をしかけようとしているという噂を聞くようになります。
それらの噂やクレオパトラのふるまいによってエボニーはクレオパトラへの忠誠心が揺らぎ始めていました。
時女一族のメンバーはいろはが追っていた魔法少女を探すためにエジプト アレクサンドリアへ向かっていました。
アレクサンドリアへ到着すると、ちょうどクレオパトラが町中を通る場面に直面してクレオパトラから魔力を感じられました。
時女一族はクレオパトラを追うことにし、宮殿へ侵入しますがそこでエボニーに見つかってしまいます。敵対はするものの静香とエボニーの力が拮抗したことで互いに一時的に矛を収めることにして、この日は時女一族が宮殿からおとなしく撤退することになりました。
時女一族はこの時代のことについて調査を進めていると、メトの一族の者の罠にかかってしまいます。しかしただの人間が相手では軽くあしらえてしまったため何の影響もありませんでした。クレオパトラ関係の情報を聞き出せるか試しますが、罠を仕掛けた兵士たちは薬でおかしくなってしまったことで話を聞き出すことは出来ませんでした。
エボニーは自分と同じ契約を行った時女一族に興味を持ち始めていました。
時女一族はメトの一族について調査していると、メトの一族が少女に願いを叶えさせて王朝の恩恵を受けていたことを知ります。その一族のふるまいに、彼女たちはかつての時女一族を重ねてしまいました。
時女一族がエボニーの前へ姿を見せない中、アクティウムの海戦が発生してエジプト側は敗戦してしまいます。
クレオパトラは停戦の道を探るものの失敗してしまい、息子のカエサリオンを国外へ逃亡させます。その後はクレオパトラの計らいでエボニーはアントニウスへクレオパトラが自殺したと伝えた後に魔法を使用し、アントニウスは魔法の影響で自殺してしまいます。
アントニウスの死後、クレオパトラは錯乱するようになってしまいます。
そんな状況の中、時女一族が再び宮殿へ侵入してエボニーに再会します。このときにいろはが追っていた魔法少女はエボニーであることが判明します。
エボニーは再度時女一族と対立しますが、エボニーの魔法が及ばない場所に居た旭の攻撃によってエボニーは時女一族に取り押さえられます。
エボニーは時女一族からメトの一族の正体について聞かされます。その後、静香からエボニーを助けたいと言われます。
エボニーは時女一族とまともに対話を行えるようになりました。エボニーは新たな人生を送りたいと考えるようになり、メトの聖地へ向かうことにします。
メトの聖地では長老が待ち構えており、エボニーへ自由の身にさせることを条件に、最後にクレオパトラへ会ってくるようにと指示します。
エボニーは指示に従ってクレオパトラと会いますが、そこはローマ側が用意した牢の中でした。そこでエボニーはクレオパトラに会いますが、目の前でクレオパトラは殺されてしまいます。
クレオパトラの死を目の当たりにしてエボニーは魔女化しかけてしまいます。時女一族が介抱したことでエボニーは魔女化を免れます。
時女一族とエボニーは再度メトの聖地へ赴いて長老へ真実について問い詰めます。
その結果、クレオパトラの死はメトの一族が仕組んだことであり、クレオパトラの死を利用してエボニーを魔女化させようとしていたことも判明しました。
その後長老は魔女に操られて死んでしまいます。
長老を操った魔女を倒すといろはの概念の回収は完了し、時女一族はこの時代を去ります。
エボニーは新たな人生を歩むために砂漠を歩き続けました。
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-62年頃-
ポンペイ地震によってポンペイの都市は大きな被害を受けます。
これを受けてポンペイの都市参事会は復興を前提とした政策が推し進められ、住民にポンペイを離れるという選択は生まれにくい状況でした。
-76年頃-
=歴史改変!=
=ユニアの願い、行動によりポンペイの歴史が変化=
魔法少女になったという記録を残したままヴェスヴィオ山が噴火する前の時間にユニアは到達します。この時代のユニアと置き換わっており、同じ時代にユニアが2人いるという状態にはなっていないようです。
ユニアはユニアの侍女として架空の人物アマリュリスと二役演じることでヴェスヴィオ山噴火による被害を最小限にしようと行動を開始します。
未来に起こることをいろんな人々へ話しますが信じてはもらえませんでした。
そんな中、コルネリアは自分の目的を話し、コルネリアは未来に起こる惨状を回避するために協力してくれるようになります。
-77年頃-
アマリュリスはユニアの姉であるコルネリアと自然と接触できるようになり、地盤を固め始めます。
目指す未来に到達するためには、コルネリアがマリウスと結ばれることが必要不可欠であり、恋のライバルであるユニア、つまりは自分自身よりもマリウスがコルネリアにくっつくようになるのがひとまずの目標となっています。
マリウスと結ばれれば、都市参事会と呼ばれる街の政策を決める場所へ銅線がつながります。
政策を利用して噴火前にポンペイから市民を離れさせることが最終目標となります。
ある日、コルネリアの住む屋敷の中庭へひめな、ミユリ、時雨が突然現れます。
コルネリアは冷静に3人を空き室へ案内し屋敷内に混乱が広がることはありませんでした。
その後すぐにアマリュリスに見つかってしまいますが、アマリュリスも特に驚くことはありませんでした。その場にいた5人はコルネリア以外の4人が過去を変えるために来たタイムトラベラーという解釈で合致し、ポンペイの悲劇を回避するために協力し合っていくことになります。
コルネリアとマリウスがくっつくための作戦を実施していく中、なぜか神浜に現れている象徴の魔女が何度も邪魔に入ってくるようになります。
ひめな、ミユリ、時雨はアマリュリスの計画の邪魔をする魔女を倒すたびにその時間から一度離脱し、魔女が再度邪魔に入る時間に飛ばされるという不安定な状態に巻き込まれます。
ユニアとマリウスの婚約が認められ、都市参事会はユニアの義父の意向もあり、より一層ポンペイは復興のため動き出すことになります。
コルネリアとマリウスの距離が縮まる中、アマリュリスとコルネリアは神殿や議会へ根回しを行ってポンペイや周辺の町から離れるように仕向ける動きを進めていきます。
アマリュリスは被害者をさらに減らすため、ローマ大艦隊とも関係のあるプリニウスへと接触を試みます。
プリニウスはヴェスヴィオ山が噴火するという話に興味を持ってくれたものの、噴火する前提の行動を起こすとは約束してくれませんでした。
同時に現皇帝がもう少しで死ぬこと、自分が噴火に巻き込まれて死ぬと告げられ、プリニウスはどう振る舞うべきかを悩むようになります。
ローマ次期皇帝候補のティトゥスはプリニウスからアマリュリス達の話を聞いて、アマリュリス達と直接話し合うことにします。
アマリュリス、コルネリアからの話を聞いたティトゥスは父親の死が予言通りになるか否かを見て今後どう振る舞うべきかを判断することにします。
この日の午後、コルネリアとマリウスの婚約が認められてアマリュリスの計画は着実に前進していました。
-79年頃-
現皇帝が死亡し、ティトゥスは次期皇帝となります。
アマリュリスたちの予言が当たったことで、ティトゥスは避難のための事前準備を前向きに考えるようになります。
ポンペイ内では噴火の予言を信じる者が多くなり、ユニアの義父もポンペイから避難するという考えを持つようになります。
アマリュリスが根回しをした教団や議会でも避難を行うための準備が進められていました。
そしていよいよヴェスヴィオ山が噴火します。
避難が順調に進んでいく中、象徴の魔女が邪魔に入りひめな達が魔女を倒しに行きます。
ひめな達は魔女を倒すと同時にこの時代を去ります。
避難するための船が足りない中、ローマ艦隊が避難に協力してくれたことで逃げることができる人数が大幅に増えます。プリニウスはなぜ艦隊を動かす気になったのか詳細を周囲には伝えず、予言通り噴火による死を選ぶことにします。
アマリュリスやコルネリア、マリウスたちは無事に船に乗ってポンペイから脱出します。
残念ながら全員を助けることは叶いませんでした。しかしユニアが魔法少女になる前よりは多くの人々が助かる結果となりました。
ポンペイと呼ばれる地域近くに存在するヴェスヴィオ山が噴火したことによってポンペイは壊滅的な被害を受けます。ポンペイの住民は逃げる準備ができておらず多くの犠牲者が発生します。
ユニアの好きだったコルネリアも、ユリウスも全員死んでしまいました。
そんな惨状を目にしたユニアはキュゥべえと出会います。
・ユニアが魔法少女になります。
ユニアが魔法少女になる際に願った内容は「過去に生まれ変わりたい」
ユニアは歴史を変えた結果に喜びはしたものの、自分の恋心も周囲も騙し続けた結果に涙します。
ユニアは後世をユニアとして生き延びたのか、アマリュリスと演じ分けて生き続けたのか。
それは謎です。
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-3世紀頃-
日本の本州にあたる地域でヒミコと呼ばれている人物を中心とする邪馬台国という国がありました。
この時代、巫女として魔法少女となる魔法少女達はすでにいたようですが、ヒミコは魔法少女ではなく人間として鬼道を扱って人々を導いていました。
当時存在していた狗奴国の王子 ククチヒコとヒミコは惹かれ合う機会があり、秘かに子どももいました。
そんな中、国同士の事情が変わり、邪馬台国と狗奴国が対立しなければいけなくなった中二人の子どもはとある村の老夫婦に預けられました。
その子どもの名前はトヨと言います。
ヒミコの体調がよくないことを知った従者たちは、ヒミコの後継者を探しはじめます。
なかなか後継者が見つからない中、トヨに後継者として白羽の矢が立ちます。
トヨも鬼道を扱えてはいましたが、神懸かりとよばれるけいれんを起こす症状がよく発生したことから祟り神の子と言われて忌み嫌われていました。
それでもトヨは邪馬台国へと向かいます。
ももこ、レナ、かえでがこの時代に到着すると、狗奴国の使いと遭遇してねむの本が奪われてしまいます。
狗奴国の使いはトヨを探しているようで、事情が分からない中ねむの本を取り返そうと行動を開始します。
トヨは喉が渇いて水源へ向かいます。そこでレナと出会い、祟りを気にしないレナの対応を見てトヨはうれし泣きしてしまいます。
レナとトヨが交流をしていると狗奴国の使いと遭遇し、狗奴国の使いはトヨを連れ去ろうとしていることを知ります。
その場へももことかえでが合流したことで狗奴国の使いは撤退しました。
4人一緒に邪馬台国へ行くことになり、ヒミコと謁見しますが祟り神の子と呼ばれていると知るとヒミコは直ぐにトヨ達へ帰るよう告げます。その後ヒミコの弟が口をはさみはじめ、トヨを候補者として招き入れたのはヒミコ本人ではなく弟であったことを知ります。
ヒミコに帰れと言われて落ち込んでいたトヨの前に再度狗奴国の使いが現れます。
そして狗奴国の使いはトヨへ本当の母親はヒミコであると伝えます。トヨは混乱してその場から立ち去ってしまいます。
集落に戻ってきたトヨは不作の原因を探ろうと鬼道を使おうとするヒミコを目にします。そんなヒミコへトヨは鬼道で人を幸せにできる、そう証明すると伝えます。
ヒミコはトヨを試すために日照りが続く村の民を助けるという試練を課します。
トヨは日照りが続く村を訪れ、巫女が来たと知った村人は直ぐにトヨが雨を降らせてくれると思い、期待に胸を膨らませました。
しかし雨が降ることはなく、なにも変わらない中日々が過ぎていきます。
鬼道によって雨が降るのは当分先だと知っていたトヨはとにかく村人を安心させるための行動を行うようにします。そんな中村人の前で神懸かりの症状を起こしてしまい、村人からは嫌われてしまいます。
村人からの信頼回復は難しい中、トヨはレナから聞いた話を参考にして今のままでは村は大雨による洪水に巻き込まれると導き出します。
トヨ達は村人たちに隠れて村が洪水に巻き込まれないよう川を作っていきます。
そしてこの頃からトヨの体は言うことを聞かなくなっていきます。
実はトヨ達の川を作るという行為は村人たちは知っていて、トヨが滞在している間に村へ祟りが全く起きないこともあり、村人たちは考えを変えてトヨを手伝うようになります。
無事に川は完成し、翌日に無事に雨は降って村も無事でした。
村の稲は復活したようで不作からの飢餓を免れることは出来ました。
この結果を残せたことでトヨは村人から慕われるようになります。
雨が降ると事前に知っていたのかヒミコが雨が降った次の日にトヨのいる村に来ます。そしてトヨの目の前で候補として認めたと伝えますがトヨは急に倒れてしまいます。
トヨが目を覚ましたのは、ヒミコの膝の上でした。
周囲には誰もおらず、トヨがヒミコへ自分の母親なのか尋ねるとヒミコはあっさり母親であると認めました。
邪馬台国でトヨは後継者となるために日々を過ごすことになります。
そんな中、白い犬のような生き物と出会います。邪馬台国では祟り神の子という印象が変わっておらず、変な生き物を連れてきたとしてさらに警戒されることになります。
そんな中、ヒミコは白い犬のような生き物を飼うことを許します。
白い犬はべろべろと名付けられてトヨは楽しく過ごすのですが、ついに病気が悪化してトヨは体をうまく動かせなくなり、呂律すら回らなくなり始めてしまいます。
邪馬台国各地で再び不作が目立つようになってきた中、ヒミコの弟が狗奴国とつながりがあることを認めます。
ヒミコはそれを知って狗奴国との戦を再開すると宣言します。
邪馬台国と狗奴国の戦が始まった中、ももこはヒミコへ戦を再開した事情を聞きに行きます。そこでヒミコは自分の死期が迫っていること、戦という問題が残ったままトヨを後継者にしたくないことをももこへ告げます。
そしてなぜかももこはヒミコからねむの本を渡されます。
そんな中、トヨが初めてヒミコに褒められた場所である村が攻撃を受けていると知って、トヨはレナとかえでの力を借りて村へと向かいます。
それを知ったヒミコとももこも村へと向かいます。
村での争いがおさまったころ、ヒミコはトヨへ自分の胸の内をすべて伝えました。
村へ突然魔女が現れ、村の作物を枯らしていきます。
ももこ達が魔女を倒しに行った後、トヨの前にキュゥべえが現れます。残念ながら、ヒミコにはキュゥべえが見えていません。
トヨの応対を聞いて願いを叶えた巫女の末路を知っていたヒミコは何度も止めますが、それでもトヨは願いを叶えます。
・トヨが魔法少女になります。
トヨが魔法少女になる際に願った内容は「かか様のようになれますように」
ももこ達が苦戦しているところにトヨが参戦し、魔女は倒されます。
ヒミコがついに倒れてしまい、邪馬台国には噂程度で不安が広がり始めます。
トヨはヒミコの看病をしますが、ヒミコは死んでしまいます。
トヨは民の前でヒミコが死んだことを告げ、自分が後継者であることも告げました。この瞬間に、いろはの概念について回収は完了しました。
ももこ達は帰る前に約束通りトヨとともに海へ向かい、その後元の時代へ戻りました。
狗奴国との戦が続く中、魔女退治を終えたトヨはヒミコが修行で使っていたという泉の前にいました。そこにヒミコの側付きが現れて泉にはヒミコが用意してきた何かがあると教えてもらいます。
トヨがそこにいると、なんと蛍の群れが現れます。
トヨは過去にヒミコへ蛍が好きだと伝えたことがあると思い出します。
この蛍が何なのかを悟ったトヨはその場で泣き、母親であるヒミコの死を改めて悲しんだのでした。
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-1066年頃-
北欧地域でヴァイキングが大暴れしている頃、アルネという名前の兵士率いる集団がいました。しかしアルネは別のヴァイキングに倒されてしまい、その娘であるオルガとガンヒルトはスレール(奴隷)として過ごすことになります。
スレールとしての生活は労働の日々で、自由はありませんでした。
そんな中でオルガの楽しみは北欧神話を交えた夢を語ること、ガンヒルトの楽しみはそんな姉の語りを聞くことでした。
オルガは夢を語るばかりで「夢見がちなオルガ」と集落では呼ばれていました。
そんな中、ガンヒルトは姉の夢をかなえてあげたいと思うようになり、いつか来るかもしれない機会をうかがっていました。
オルガたちがいる集落へ結奈たちは商人として滞在することになり、いろはの概念を回収するために魔法少女となるであろうオルガとガンヒルトを見守り続けることにしました。
ある日、二人の目の前にキュゥべえが姿を現すようになり、ガンヒルトは好機と思い、願いを叶えます。
・ガンヒルトが魔法少女になります。
ガンヒルトが魔法少女になる際に願った内容は「姉さんを首領とした戦士団の結成」
ガンヒルトが願った結果、アルネの知り合いであるエッペが集落を襲い、オルガたちは自由になる機会を手に入れます。そしてエッペがアルネに恩があるということからオルガがいきなり戦士団の長となってしまいます。
オルガを中心とした戦士団は結成されたものの、オルガが思い描いていたようなものではなく戦いの日々が続くばかりでした。
そんな中、オルガはガンヒルトが魔法少女であることを知ってしまい、ガンヒルトはオルガを魔法少女にさせまいとキュゥべえを殺す等の行動でオルガを魔法少女にさせまいと振る舞っていました。
さらに名を上げようと躍起になっていたガンヒルトは、後にスタンフォード・ブリッジの戦いと呼ばれる戦争に参加することを提案します。
結局戦争には参加することとなり、オルガたちはハーラル王側についてハロルド王率いるイングランド軍と戦いました。
その戦いの中でガンヒルトは常人とはかけ離れた姿 武器を複数体に刺されても無事な姿をハーラル王の前で晒してしまったことでガンヒルトは呪い扱いされてしまい、オルガたちは討伐対象にされてしまいます。
この結果にガンヒルトは絶望してしまい、魔女になってしまいます。
魔女の結界へ結奈たちも突入し、オルガへ目の前の魔女がガンヒルトだったものだと説明します。
結奈たちが魔女を抑えている間にオルガは魔法少女になります。
・オルガが魔法少女になります。
オルガが魔法少女になる際に願った内容は「ガンヒルトをヴァルハラへ送り出せる力が欲しい」
オルガは己の力でガンヒルトだった魔女を葬ります。
結界から出てきたオルガはヴァイキングたちにワルキューレと誤認され、敗戦が濃厚な戦いの中でヴァイキングたちはヴァルハラに行けると喜んでイングランド軍へ突撃していきました。
しばらく彷徨い歩いたオルガの前に象徴の魔女の手下が現れてオルガを殺そうとしますが結奈たちがオルガを守りました。
オルガに結奈たちは生きなければいけないと伝え、オルガは何とか心が潰れずに済みました。
オルガの無事を見届けた後、結奈たちは元の時代に戻りました。
後にヴァイキングは衰退の一途をたどることとなり、オルガがその後どうなったのかを知る者はいません。
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-13世紀頃-
アジアでモンゴル帝国が猛威を振るっている頃、チベットも標的にされました。
=歴史改変!=
=ヘルカの願いにより歴史上のラクシャーシーの記録が消失=
ヘルカとドルマが暮らしていた集落ではヘルカがドルマを土砂崩れから助けたことから、ヘルカは救世主(ラクシャーシー)として扱われるようになってしまいます。
ヘルカはドルマにとって特別な存在となります。
そんな中2人の故郷はモンゴル軍に襲われ、ヘルカは何もできずほとんどの人々が殺されてしまいます。しかし奇跡的にヘルカとドルマは生き延びます。
ヘルカの噂を聞いてラマという人物が2人の故郷の近くまで来ていて、二人はラマが院長を務める尼僧院に引き取られました。
尼僧院に引き取られたヘルカとドルマはラクシャーシーとしての修業を受けることになります。ヘルカは真面目に修行を行わない中、ドルマはラクシャーシーになろうと必死に修行を行うようになります。そのため、ラクシャーシーになるという期待のまなざしはヘルカからドルマに向けられるようになります。これはヘルカにとってはありがたいことでした。しかしラマは、最後までヘルカに期待を寄せ続けました。
尼僧院ではラクシャーシーになるための修業と言いながらモンゴル帝国を滅ぼすことを目的に動いていました。ヘルカは勝てるわけがないとあきらめていましたが、ドルマや他のメンバーは滅ぼすために張り切っていました。
各地の尼僧院がモンゴル軍に滅ぼされている中、ヘルカたちがいる街にもモンゴル軍が姿を見せるようになります。その兵たちは別の尼僧院の生き残りを追いかけている途中だったようで、ヘルカの指示で人を集めただけでモンゴル兵は引いていきました。ヘルカの終始冷静な対応を見て、救われた尼僧院の生き残りはヘルカをラクシャーシーだと勘違いしてしまいます。尼僧院で静かに過ごすことになります。
その日の夜、ラマは尼僧院の放棄を提案します。しかしドルマ率いる少女僧たちはクーデターを起こして尼僧院を占領してしまいます。ラマたちはとらえられてしまいます。
その日の夜、ラマたち大人は迫りくるモンゴル軍が怖くなって尼僧院から逃げ出してしまいます。
取り残された少女僧たちは町を守るために尼僧院に残りました。
尼僧院でクーデターが起こる中、モンゴル軍が攻めてきました。
再度終始冷静に指示を出すヘルカを見て、ドルマは自暴自棄になってモンゴル兵へ突撃していきました。手も足も出ない中、ヘルカは尼僧院にあったてつはうでモンゴル兵を脅します。モンゴル兵は驚いて兵を退きました。
ヘルカたちが滞在する尼僧院の話を聞いて、モンゴル帝国のドロアダイ将軍が自ら攻め込むことにしました。
ドロアダイ将軍はチベットもモンゴルの領地とするために陣を構えていました。
ラビたちがこの時代へ到着すると、早々に魔女に操られたモンゴル兵の襲撃に会って離れ離れになってしまいます。
ラビとねむは尼僧院へ、アレクサンドラとうららはモンゴル帝国側に滞在することとなってしまいます。
ヘルカのおかげでラビはアレクサンドラとうららの無事を確認でき、歴史を変えない程度にこの時代を見守ることにしました。
しかしモンゴル兵はその様子を見守っていて、尼僧院を襲う機会をうかがっていました。
その日の夜、尼僧院がある町にモンゴル兵が侵入してきました。
モンゴル兵に立ち向かう手段がない中、ドルマを守りたいと思っていたヘルカの前にキュゥべえが現れます。
・ヘルカが魔法少女になります。
ヘルカが魔法少女になる際に願った内容は「みんなの記憶からラクシャーシーのことを消してください」
ヘルカを菩薩様だと勘違いしたモンゴル兵たちが逃げ出し、町の人々は皆殺しにされることはありませんでした。
その後、ドルマは別の教団へ移動し、ヘルカは自ら前線に立ってモンゴル兵たちの武装解除に努めていました。ヘルカはチベットを代表する宗教の中心人物となってしまい、そんなヘルカに歯向かうことは仏罰を受けると言い、反撃しようとするモンゴル兵は多くありませんでした。
しかしすべてのモンゴルの人々がそうではなく、ヘルカ教を潰そうとモンゴル軍が動き出します。その戦いにドルマも巻き込まれてしまいます。
ヘルカは戦いを終わらせる動きを本格的にすることとし、ラビたちは会談の使者としてモンゴル軍のドロアダイ将軍と会話しました。
ドロアダイ将軍は会談を承諾し、その代わり会談はモンゴルで行われることになります。
ヘルカたちはモンゴルに到着し、ドロアダイ将軍の前でヘルカはモンゴルに寝返ると言い出します。その提案に反応してか、隠れていたモンゴル帝国の第二皇子コデンが話しはじめます。
コデンはラクシャーシーのことを知っていましたが、それは悪鬼としてのラクシャーシーでした。
この流れはヘルカの思い通りで、戦乱の元凶はヘルカというラクシャーシー1人に押し付けられることとなりました。ヘルカを共に討つことを条件に、チベットはモンゴルの共同体として文化と政治を犯さないと保証してもらえることになりました。
ドルマの抵抗を予想して、ヘルカはラマを呼んで自分が悪鬼であることを主張してもらいました。それを、ドルマに訳させてヘルカが悪であるとドルマの口から無理矢理言わせようとしました。
しかしドルマは最大限抵抗し、結局ヘルカがドルマを罵倒するしかありませんでした。
ヘルカは最後まで悪役を演じ、自分の処刑まで話を持っていくことができました。
それと同時にモンゴル軍に隠れていた魔女も姿を現しました。その魔女は神浜にもいたはずの象徴の魔女でした。
ヘルカの本当の狙いはこの魔女の討伐であり、ラビたちの力を借りながら象徴の魔女を討伐しました。
結界から出てきたヘルカはドルマに連れられて青い花が咲く場所へと連れていかれました。
その花畑を見ながら二人は語り合い、共に笑い合いました。
ヘルカがモンゴルに囚われた後、ドルマは自殺を試みますが失敗してしまいます。
そんなことをしている間に、ヘルカは処刑されてしまいました。
ラビたちは静かにこの時代を去りました。
ドルマは新しい文字をモンゴルに伝えながら、各地にヘルカとの思い出を残していったのでした。
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-数百年前-
体が不自由だった少女は当時日本へ来ていた貿易船に乗る少年へ好意を持つようになります。
体が不自由だった少女は巫に任命され、願いによって足が動くようになります。
巫の少女は少年とよく会うようになりますが村のしきたりを理由に村人から少年と会わないよう強く言いつけられます。村のしきたりから逃れる為に巫は少年と共に村から逃げ出します。しかし嵐の中二人は離れ離れになってしまい、巫は再び村のある海岸へ戻ってきてしまいます。巫は様々なものに魔力で思いを残して少年を待ち続けましたが、ついにかなわず魔女化しました。
-1540年頃-
この時代、相磨の国と呼ばれる地域では西側の勢力と東側の勢力でもめ事が続いていました。
この時代、魔法少女は戦神子と呼ばれていました。
水名露は水名家がご神木として大事にしていた木が切られようとしていることを知ります。
そんなご神木を守るために何もできないのかと落ち込んでいた露の前に、キュウべえが現れます。
・水名露が魔法少女になります。
露が魔法少女になる際に願った内容は「水名家のご神木が隈谷に切られないように守って」
露は父や親しい僧侶へ戦神子になったことを明かし、その日からたびたび戦場へ赴くことになります。
千鶴は巧生の職人から強奪された武具を取り返すために行動を起こします。
武具は水徳寺に保管されていることを知って水徳寺へ潜入しますが、僧侶に見つかってしまいます。
僧侶にねじ伏せられそうになったところで千鶴の前へキュウべえが現れます。
千鶴が魔法少女になります。
千鶴が魔法少女になる際に願った内容は「この坊主に勝つ力が欲しい」
千鶴は僧侶を軽くあしらえるほどの力を手に入れ、水徳寺から退散します。
これを機に、西側と東側それぞれに戦神子がいる状況となりました。
鶴乃とさなはいろはの概念を集めるためにこの時代へ飛んできて、早速露と出会い、しばらくは露のそばに仕えることになります。
水名露(西の魔法少女)と千鶴(東の魔法少女)が魔力がこもった貝殻から聞こえる謎の声を探すことを理由によく会うようになります。
露と千鶴は手を取り合って飢えに苦しむ人々を助けようと誓い合います。その結果、領主を懲らしめたことで人々の飢えは改善されることとなりました。
鶴乃とさなはこの時代ではなく神浜にいたはずの魔女を時々見かけるようになったことを気にしていました。
そして相磨の国は泰党を打ち倒そうという動きが強まり、泰党が滅ぼされれば歴史が変わってしまうという状況になりつつありました。
千鶴は水徳寺へ侵入して水徳寺と熊井という人物が隈谷を滅ぼそうとしていることを知ります。
しかし千鶴は捕まってしまい、ご神木の根元に囚われてしまいます。
露は千鶴が見つかったことを知って千鶴を探し回りました。
どこにいるのかわからない中、露が飼っていたカササギが千鶴が囚われているご神木へ露を案内します。助け出すにはご神木を切るしかなく、露は千鶴を助けるためにご神木を切ってしまいます。
露は千鶴から真実を聞き、急いで父親に伝えて水徳寺と熊井の行動に目を見張るよう水徳寺と熊井以外の勢力へ密書を送りました。
泰党を襲う作戦は実行され、泰党は窮地に追い込まれます。
そんな中、泰党に潜んでいた僧兵が隈谷の領主を殺そうとします。それを機に水徳寺と熊井のみが泰党を皆殺しにしようと動き出し、水徳寺と熊井が手を組んでいたことが露見しました。
他の勢力は戦うことを止め、隈谷を守ろうとした水名に義があると知った多くの勢力が賛同したことで、この戦は終わることになりました。
この瞬間、この時代のいろはの概念はすべて回収が完了しました。
現在の水名の領主である露の父親は千鶴達を警戒して家臣にはするものの、戦力を分断させるという交渉を持ち掛け、千鶴の父親は大激怒。
水名の領主と千鶴の父親との間には溝ができるばかりです。
ついには千鶴の父親達が兵をあげ、水名では内乱が起きてしまいました。
一時は和解すると思われましたが、交渉の際に千鶴の父親によって水名の領主が討たれ、東側の兵士たちは他国と手を結ぶことで水名を討ち取ろうとしてきました。
露と千鶴の間にも亀裂が生じはじめ、ついには露が魔女になってしまいました。
-100年ほど前-
大正末期、神浜と呼ばれるようになる土地では西と東で対立する形がすでに完成していました。
水名の没落した名家の娘である瑠璃は「久遠の夢路を歩みたい」とキュゥべえに願い、魔法少女となります。
瑠璃は東の実業家である青年、月木彦と婚約するようになります。
親同士の間で勝手に進められた話であったため瑠璃は乗り気ではありませんでした。
しかし、次第に月木彦のことを心から好きだと思うようになっていきます。
そんな中、月木彦には将来結婚を約束し合った幼馴染がいることを知ります。
その後、月木彦は瑠璃の親族が差し向けた暴漢に襲われて記憶喪失となってしまいます。今後の活動はもはや絶望的とされる中、瑠璃はこれまでの出来事が私的に書き留めていた小説の一つをなぞっていることを知ります。
瑠璃は月木彦を元に戻すため、元凶だと思われる原稿を破り捨ててしまいます。
月木彦は瞬く間に回復し、いつも通りの活動を行えるまでになりました。
しかし幼馴染のことだけは忘れたままとなり、次第に瑠璃の心は壊れていきます。
瑠璃は失踪した後、月木彦とともに心中してしまうという結末を迎えました。
月木彦の、真意も知らずに。
-15年ほど前-
南津涼子(なつ りょうこ)の母親が戦争を起こそうとしていた地下組織へ一人で奇襲し、あとから駆け付けた応援に看取られて死んでしまいます。
涼子はこの日から浄安寺で厳しく育てられることになります。
-10年ほど前-
天音姉妹が離れ離れになります。月咲は工匠区、月夜は水名区で生活することとなりました。このころから、二人は双子であることは秘め事となっていったのです。
-6年ほど前-
・七海(ななみ)やちよが12歳だったころ、魔法少女になります。
やちよが魔法少女になる際に願った内容は「リーダーとして生き残りたい」
6年ほど前にやちよが魔法少女になったという情報は、やちよの魔法少女ストーリー第一話で語られています。
願いの影響からか、やちよは仲間を犠牲にし、生き残ってしまう能力を持っていると考えていました。しかし、実際の能力は仲間の力を受け継ぐ継承の能力でした。
また、経験から得た能力として相手の心理状態を大まかに読み取ることができます。
いろはが神浜市に来た頃の年齢は19歳であり、魔法少女歴は7年目となります。
・梓(あずさ)みふゆが魔法少女となります。
みふゆが魔法少女になる際に願った内容は「せめて、夢の中だけでも自由でありたい」
願いによってみふゆは「自分に幻覚をかける力」を手に入れています。この力の使い道として、自分を恐怖を忘れた暴走状態へ持っていくことに成功しています。
みふゆはやちよとほぼ同期の魔法少女ではありますが、面倒見がいいことからたくさんの魔法少女との交流があり、人望があります。
やちよとみふゆはコンビとして行動を共にし、お互いを相棒と認識して親しい中にあります。
また、みふゆもいろはが神浜市に来た頃の年齢は19歳であり、魔法少女歴は7年目となります。
牧野郁美(まきのいくみ)は中学1年の頃、バレーの選手になることを夢見ますが、あまり良い成果は出せていませんでした。
友人である友杞ゆみは小学3年でアイドルを目指していましたが、バレーのセンスがあることが判明します。しかしそれとは逆にアイドルとしてのセンスはなく、どちらかというと郁美の方がセンスがありました。
このことから、郁美はゆみの夢であるアイドルになること、ゆみは郁美の夢であるバレーの選手になる夢を目指すというお互いの将来の夢を交換する形で今後生きていくことを誓い合います。
-5年ほど前-
・都(みやこ)ひなのが魔法少女になります。
ひなのが魔法少女になる際に願った内容は「有毒ガスで死にそうな私を助けてほしい」
願った状況は、実験中に発生した有毒ガスにより、死ぬ寸前でした。
ひなのの年齢は18歳であり魔法少女になったのは13歳の時であることがわかっています。
-4年ほど前-
大東区出身である八雲(やくも)みたまは学業優秀、スポーツ万能という優秀さから水名女学園へ記念入学します(当時は中学1年生)。
また、水名女学園では天音月夜(あまね つくよ)と同級生でした。
純美雨(チュン メイユイ)が来日し、神浜市で住むことになります。
中学2年になったゆみはバレーボールチームのエースアタッカーとして活躍するようになります。
中学3年となった郁美は歌やダンスはよいものの、ゆみと目指している古いキャラ作りでなかなかオーディションに受からない日々が続いていました。
このころから郁美の前へキュゥべえが現れるようになりますが、かたくなに契約を断り続けます。
友杞ゆみは魔法少女になります。
ゆみが願った内容は「くみちゃん(郁美)の素敵なところを理解してアイドルになるきっかけをくれる人とくみちゃんが出会えますように」
時女の集落を里見太助が取材します。
太助は集落のことだけではなく巫のことについても詳しく調査を行っていました。
時女静香(ときめしずか)は静かにその様子をうかがっていたとのことです。
-3年ほど前-
郁美は高校1年なりたての頃、学校が経営しているメイドカフェで歌って踊るメイドとして働くことになります。
・純美雨が魔法少女になります。
美雨は警察や犯罪組織に罪を擦り付けられて崩壊しかけた「蒼海幇(そうかいへい)」を守るために魔法少女となったのです。
美雨が魔法少女になる際に願った内容は「蒼海幇の罪を無かったことにすること」
願いによって美雨は「偽造する能力」を手に入れています。使用例として、死の偽造が行われたことがあります。ソウルジェムを砕かれたという記録は残るものの、実際は砕かれていないという記録には残っても事実とは異なるということを実現できてしまいます。
蒼海幇は神浜市南凪区に根を張る互助組織のことです。かつてはマフィア的組織として恐れられていましたが、いまでは青年団的な組織となっています。
二木市の魔法少女は大庭樹里(おおばじゅり)を中心にグループを作り始めます。
・和泉十七夜(いずみ かなぎ)が魔法少女になります。
十七夜が魔法少女になる際に願った内容は「皆が大東を嫌うその理由を知りたい」
願いの結果、十七夜は「心を読む能力」という固有魔法を手に入れました。
心を読んでいった結果、大東の印象が悪い元凶は神浜での大東は怖い、治安が悪いという個々人の思い込みの積み重ねだったのです。
-2年ほど前-
・時女静香(ときめしずか)が魔法少女になります。
巫の儀式として御子柴に提示された「三ケ国経済対話における共同声明の発表を阻止する」という内容を願い、魔法少女になる。
この結果、少なくとも矢宵かのこの家のような日本の中小企業は助かった。
・竜城明日香(たつき あすか)が魔法少女になります。
薙刀術を教えている竜真館の叔父が市長選挙で公職選挙法違反を犯してしまいます。
明日香が慕っていた従兄弟は警察官になるのが夢で、試験を受けに行きました。
叔父の罪で従兄弟は警察官になれないと思い込んだ明日香は、キュゥべえに「従兄弟を警察官にしてほしい」と願ったのです。
結果、従兄弟は試験に合格しました。
瀬名みことは「母親を助けたい」と願い、魔法少女になります。願いの結果、みことは暗示の能力を手に入れます。
しかしみことの母親は家を空けることが多くなり、みことは自分に暗示をかけて偽りの家族と共に過ごす日々を送るようになります。
・更紗帆奈(さらさ はんな)が魔法少女になります。
帆奈が魔法少女になる際に願った内容は「あいつらを消してほしい」
願いの結果、「上書きの能力」を手に入れます。
帆奈は瀬奈みことと出会い、みことが使用できる暗示の魔法を研究するという名目でコンビを組むことになります。
帆奈とみことが十七夜と出会ったころ、帆奈にとってみことは大切な存在となっていました。
帆奈は十七夜へ帆奈とみことのことを忘れるよう暗示をかけ、帆奈はみことと二人っきりの世界で過ごそうとします。
しかし、みことは帆奈の目の前で魔女になってしまいます。帆奈は気が狂ったように頭を打ち付け、魔女を暗示で操ることを企てるようになります。この気まぐれが、今後大きな混乱と混沌をもたらすことになります。
みことは魔女化する前に自分の意志を他人の脳に移すという荒業に成功し、その残留思念は多くの魔法少女の脳を渡り歩いて残っていくことになります。
・八雲(やくも)みたまが魔法少女になります。
みたまは中学3年生のとき、水名の学生を突き落としたという誤ったうわさが広まってしまい、水名女学園を自主退学することとなります。
大東学院へ戻ってきたみたまは学院の生徒たちの恨みを受け、自暴自棄となります。十七夜が優しい言葉をかけるものの、みたまの暴走は止まらず、キュゥべえへ「神浜市を滅ぼす存在になりたい」と願い、魔法少女になります。
みたまは魔女や使い魔と戦う手段がなく、十七夜なしでは魔女化してしまうのも時間の問題となってしまいます。
・雪野(ゆきの)かなえが魔法少女になります。
かなえが魔法少女になる際に願った内容は「目の前のクズが所属している組織を即座に根こそぎ潰すこと」
かなえは魔女を追っている中で十七夜と出会い、テリトリーへ無断侵入したという理由で襲われてしまいます。
かなえは西側へ逃げているとやちよ、みふゆと出会い、十七夜は二人の説得を受けてお詫びのグリーフシードを残してその場を去ります。
やちよ達と十七夜はこの時点で初対面です。
気絶してしまったかなえはみかづき荘へ運ばれ、かなえはそこでやちよのおばあさんから温かさを感じます。
・飾利潤が魔法少女になります。
潤が魔法少女になる際に願った内容は「あした屋がなくならないようにしてほしい」
願った結果、あした屋は存続することとなります。
三輪みつねは潤との出会いをきっかけに魔法少女と魔女について知ります。
また、潤はかなえと出会い、西と東で魔法少女のテリトリーが分けられていることを知ります。
潤は神浜の外へ転校することとなり、そのことをみつねに伝えます。
潤とみつねは魔女がいたビルを爆発させ、かなえのバイクで脱出するというハプニングを経験します。
数日後、潤は神浜の外へ転校します。
ある日、魔女との戦いでかなえのソウルジェムが砕かれ、残された二人はソウルジェムが魔法少女の命そのものであることを知ります。
太助はやちよ、みふゆへ魔法少女のことについて取材を行います。
・十咎(とがめ)ももこが魔法少女になります。
ももこが魔法少女になる際に願った内容は「好きな人に告白する勇気が欲しい」
ももこは願いによって「激励の力」を手に入れます。
しかし、タイミングがいつも悪い体質は残ったままです。
・智珠(ちず)らんかが魔法少女になります。
らんかが魔法少女になる際に願った内容は「あのゲーセンが潰れないように聖地にしてほしい」
らんかは二木市にあった魔法少女組織「門前橋の蝙蝠」へと参加しますがあまり居心地の良い場所ではありませんでした。
・笠音アオ(かさねあお)が魔法少女になります。
アオが魔法少女になる際に願った内容は「友達が欲しい」
アオは二木市をテリトリーとしていた門前橋の蝙蝠からグリーフシードを徴収されるようになります。
・ハロウィンの夜、御園(みその)かりんは魔法少女になります。
かりんが魔法少女になる際に願った内容は「おばあちゃんの病気を治してほしい」
かりんは願いによって「盗む力」を手に入れています。これは、マジカルきりんのような魔法少女になりたいという願いと同時にあった願望が実現した力です。
かりんが契約した時期は中学一年生の時だと考えられます。
牧野郁美が魔法少女になります。
郁美が魔法少女になる際に願った内容は「お店を土地とか権利の関係でなくなったりしない形で存続させてほしい」
魔法少女となってからしばらく活動していると、郁美はゆみが魔法少女となっていたことを知ります。
太助は再び時女の集落を訪れますが、御子柴によって門前払いを食らってしまいます。
__ここまでで2年前の10月末頃__
-1年ほど前-
・阿見莉愛(あみ りあ)が魔法少女になります。
莉愛が魔法少女になる際に願った内容は「天然モノの美少女にしてほしい」
胡桃(くるみ)まなかが水名女学園に入学します。
・胡桃まなかが魔法少女になります。
まなかが魔法少女になる際に願った内容は「洋食ウォールナッツの味を広めるチャンスがほしい」
当初、まなかはあまり魔法少女になろうとは考えていませんでした。
願いの結果、「伝播の力」を手に入れます。
・佐和月出里が魔法少女になります。
月出里が魔法少女になる際に願った内容は「私だけは助けて」
月出里以外のクラスメイトが教室で殺されてしまい、月出里は毎夜悪夢を見るようになります。
また、願いに影響で他人と会話できないようになります。
・篠目ヨヅルが魔法少女になります。
ヨヅルが魔法少女になる際に願った内容は「死にたいと思っている私を活かしてほしい」
願いの結果、ヨヅルから思いやりの概念が消失してしまいます。
__この時点で1年前の4月頃__
莉愛とまなかはよく行動を共にしています。そのきっかけは、まなかが行き過ぎたダイエットによって行き倒れている莉愛を助けたことから始まります。時々莉愛は、オムライスの試食という名目でよくまなかの料理を食べさせてもらっています。
静海(しずみ)このは、遊佐葉月(ゆさ はづき)、三栗(みくり)あやめが暮らしていた神浜市にある施設「つつじの家」が取り壊されることになります。
つつじの家から退去する前夜、3人はキュゥべえに願い事を叶えてもらい、魔法少女になります。
・静海このはは、「つつじの家を取り潰すことになった要因の排除」
・遊佐葉月は、「つつじの家にいた3人の記録を消すこと」
・三栗あやめは、「つつじの家の将来にわたり、存続させる」
という願いを叶えます。
3人はつつじの家を離れることになり、神浜以外の各地を転々とするようになります。
以下、この三人をアザレア組と呼称します。
-とある騎士と自害ちゃんのディフェンスコンビ結成-
・美凪(みなぎ)ささらが魔法少女になります。
ささらが魔法少女になる際に願った内容は「人を守ったり救うことができる騎士の力がほしい」
ささらがピンチとなっていたところを通りかかった明日香に助けてもらいます。
後日、再び明日香と魔女の結界内で出会い、途中まで一緒に進みますが、ささらは人を助けるために、明日香は魔女を討伐するために別行動をしました。
別の日も明日香と一緒になりますが、再び人と魔女どちらを優先するかで言い争ってしまいます。明日香はそれに対して役割分担をしようと提案します。役割分担は成功し、ささらは明日香から護衛専門の魔法少女になればいいと提案されます。
以降、ささらは明日香とよくコンビを組むことになります。
・水波(みなみ)レナが魔法少女になります。
レナが魔法少女になる際に願った内容は「別人になりたい」
願いによって得た能力は、「誰かになる能力」。外見、声まではコピーできても思考はレナのままです。
ももこがレナとコンビを組むようになります。
・秋野かえでが魔法少女になります。
かえでが魔法少女になる際に願った内容は「家の前に建つマンションの計画をなかったことにしてほしい」
ももことレナはかえでを含めた仲間として活動を開始します。今後、この三人チームをチームももこと呼称します。このころはまだ本格的なチームとしての結びつきはありませんでした。
・由比鶴乃(ゆい つるの)が魔法少女になります。
鶴乃は破綻寸前の家計を何とかするために「宝くじで1等を当てたい」とキュゥべえに願います。
願いの結果、「幸運の力」を手に入れます。
魔法少女となった鶴乃は最強となるため、様々な魔法少女に戦いを挑むようになります。
やちよは家にチームももこを招待し、ここで親睦会が開かれます。三人は帰る直前、やちよへ神浜市に決闘少女が現れたことを教えます。
決闘少女が現れたと聞き、やちよはその場に駆けつけます。決闘少女の正体は、鶴乃でした。(ここでやちよと鶴乃は初対面)
チームももこの前に再び鶴乃が現れます。やちよがその場につくと、ももこが気を失っていました。
ももこを気絶させたのは鶴乃だという疑いが浮かびます。しかし実際は魔女が仕掛けた罠でした。この時にはもうすでに鶴乃は魔女にとらわれていたのです。
やちよ達は魔女を倒し、鶴乃の救出に成功します。
使い魔の心理を見抜けたのは、やちよには相手の心理状態を見抜く能力があったからです。もちろんこの能力は経験から得たものです。
この事件以降、鶴乃はやちよのことをししょーと呼ぶようになり、やちよによくひっつくようになります。
・春名このみが魔法少女になります。
このみが魔法少女になる際に願った内容は「おばちゃんの病気を治してほしい」
・矢宵(やよい)かのこが魔法少女になります。
かのこが魔法少女になる際に願った内容は「お父ちゃん、お母ちゃんをあと30年元気でいさせてほしい」
・加賀見(かがみ)まさらが魔法少女になります。
まさらが魔法少女になる際に願った内容は「私が死んでも家族が暮らしていけるほどのお金が渡るようにしてほしい」
・青葉ちかが魔法少女になります。
ちかが魔法少女になる際に願った内容は「家族と自然に囲まれて生きたい」
ちかは神浜から離れ、自然に囲まれた集落へ引っ越します。
・土岐(とき)すなおが魔法少女になります。
すなおが魔法少女になる際に願った内容は「両親が今抱えている私への悩みを解消してほしい」
すなおは神子柴に無断で魔法少女となったことがばれてしまい、両親を人質に取られた状況となってしまいます。両親を危険な目に合わせないことと引き換えに、すなおは神子柴の邪魔をする存在、魔女化しそうな巫を排除する役割を担うこととなってしまいます。
天音月咲(あまね つかさ)は天音竹工房で続く文化によって工房の男たちの世話に追われる日々を送っています。そんな中、心を癒すために水名神社へと向かいました。そこで自分のドッペルゲンガーらしき姿を目撃し、再び出会った十七夜に話をします。(十七夜は契約済みで、月咲は未契約)
明槻月夜は明槻家の歴史を守るため稽古に追われる日々が続いていました。そんな中、心を癒すために水名神社へと向かいます。そこで自分のドッペルゲンガーらしき姿を目撃し、みふゆに話をします。みふゆとは先輩後輩の関係であり、みたまとは同級生だった時期があります。
月咲は十七夜に、月夜はみふゆに背中を押され、再び水名神社へ行くとふたりは出会います。この時に、ふたりは双子だったのではないかと疑いを持ちました。
月咲と月夜は連絡を取り合い、よく会うようにはなったものの、お互いの育ちの差による不満が大きくなっていきました。そして、二人の両親も育ちの差によって分かれてしまったのだと知ります。
ある日、ふたりは自分が抱える相手への不満を打ち明け、もう会わないと言い放ちます。その後、お互いに会いたいという気持ちがあるものの、会えば不満を言ってしまうと思い、会いに行けない状況が続きます。
そして、稽古を休んだ月夜は祖母によってさらに自由を奪われると知り、メッセージを見ていたその場で意識を失ってしまいます。家を飛び出した月咲は魔女によって殺されようとしていたところ、十七夜に助けられ、気を失ってしまいます。
目を開けると、同じ病室に月夜と月咲、みふゆがいました。
ふたりはまっさらになり、もう一度生まれも育ちも関係ない双子として生きていこうと誓います。そこへキュゥべえが現れ、ふたりは「もうお互いを嫌いになりたくない」と願いました。
願いの結果、2人の思考と行動が共鳴するようになりました。
・安名(あんな)メルが魔法少女になります。
メルが魔法少女になる際に願った内容は「オリジナルのメソッドで占いを的中させたい」
願いの結果、メルは「占いの強制的な成立」という固有魔法を手に入れました。
メルは占い結果が最悪だったため学校を休むことにしました。そこに十七夜が現れ、無理やり外に連れ出されます。メルは魔女に追われ、十七夜と離れ離れになってしまいます。
メルは水名区でやちよと出会います。事情を知ったやちよは、メルをみかづき荘へ招待します。ここでメルはやちよのチームに入りたいと希望します。十七夜はこれを承諾し、メルはやちよのチームに入って活動するようになります。
ある日、メルがやちよの運勢を占った結果、仕事でいいことが起こると出ました。その結果、全国的に有名な雑誌に出ることとなります。次に占ってもらったみふゆ、ももこの結果も見事に的中しました。メルが不調の時に占ってもらった鶴乃は、散々な結果となってしまいました。
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やちよ、みふゆ、ももこ、鶴乃、メルはチームを組んでいました。
このころ、魔法少女の数が増えた神浜市では魔女不足が問題となっていました。
そのため、西側と東側、どちらにも属さない中央とでテリトリーにデリケートな状態となっていました。(このころのまとめ役は西側がやちよとみふゆ、東側が十七夜、中央にはまとめ役がいないのでひなのが状況管理を行っている)
-呼び水となりて綻び-
中央区で西側、東側と名乗る魔法少女が襲撃する事件が起き、西側と東側で結んだ協定に違反する行為が多発し始めます。両側と中央区との関係は悪化し、両方のまとめ役は解決を急ぐ事態となりました。
両側のまとめ役が協力して調査した結果、混乱をもたらした根源は鏡の魔女が作り出す魔法少女のコピーがはびこる結界でした。
やちよ達は鏡の魔女の結界に挑んだものの、魔女の討伐は叶いませんでした。
結局、鏡の魔女の結界は廃墟へと誘導され、現在の鏡の屋敷「果てなしのミラーズ」として存在し続ける事となります。
そのため、中央区の魔女討伐交渉権はミラーズの魔女討伐を果たした者に与えられるという条件を用意し、この事件は落ち着いたのです。
・千秋理子(ちあき りこ)が魔法少女になります。
理子が魔法少女になる際に願った内容は「どうかお姉さんの結婚がみんなに認められますように」
願いの結果、「呼び寄せの能力」を手に入れます。
常盤家に伝わる華心流が門下生によって本来の形を失っていきました。
・常盤(ときわ)ななかが魔法少女になります。
ななかが魔法少女になる際に願った内容は「自分の手で復讐を遂げられる力がほしい」
願いの結果、「敵を見極める能力」を手に入れます。
この願いは、かつての華心流を取り戻すという復讐心から来たものです。
・志伸(しのぶ)あきらが魔法少女になります。
あきらが魔法少女になる際に願った内容は「あの人たちを助けてほしい」
願いの結果、「弱点を探る力」を手に入れます。
魔女の結界内であきらはソウルジェムを落としてしまい、一度逃げることにしました。魔女の使い魔から逃れることに成功するが、なぜか目の前が真っ暗になってしまいます。
ななかは死んでいたあきらのもとへあきらのものと思われるソウルジェムをそえると、生き返ったことに驚きます。
後日、ななかはキュゥべえから魔法少女の真実を聞きました。
ななかはあきらへ勝負を申し出ます。
ななかはあきらに十分な実力があると確認し、チームを組むことを申し出ます。
神浜市で地上げ騒動が各地で起こるようになります。
・夏目かこが魔法少女になります。
かこが魔法少女になる際に願った内容は「かつての家族の笑顔、夏目書房を取り戻してほしい」
願いの結果、「再現の力」を手に入れます。
かこが魔法少女になる際、キュゥべえとは他に、ななかによる後押しがありました。
・空穂夏希(うつほ なつき)が魔法少女になります。
夏希が魔法少女になる際に願った内容は「お兄ちゃんを再びグラウンドに立たせてほしい」
夏希が魔女の結界内でかこと会い、かこを応援します。
あきらとささらが杖の忘れ物を探し終わると、あきらはななかのもとへと向かいました。
-ななか組の結成-
神浜市で起きている地上げ騒動が魔女による仕業であると考えたななかは、あきらとかこを仲間に誘います。
ある日、蒼海幇のシマが地上げの標的となりました。
美雨の前に用心棒として忍び込んでいたかこが現れます。
二人はお互いに魔法少女であることを確認した後に戦うことになります。その後は美雨とあきらが戦いました。
美雨は最終的にななかの作戦であることを知らされ、ななかから地上げ騒動を起こしている魔女を倒すための共同戦線を組まないかと提案されます。
後日、事情を説明したななかは再び三人へ協力を申し出ます。三人はななかに賛同し、あきらとかこはななかの計画通りに、美雨は情報共有という形で協力することになりました。
その後、四人は無事に魔女を倒すことに成功します。この戦いで美雨はななかを見極め、今後もともにチームとして行動していくことを決めます。
ななかは今回倒した魔女は、大元が生み出した使い魔が成長して魔女となったものだったことを伝えます。あきら、かこ、美雨はそれでもチームを続けるといい、今後もこの四人で行動するようになります。
以下、この4人チームをななか組と呼称します。
ななかは、復讐すべき相手は魔女もそうではあるが、能力によってキュゥべえも対象であることを察していました。しかし、まだ三人には告げてはいません。
・粟根(あわね)こころが魔法少女になります。
こころが魔法少女になる際に願った内容は「家を出ていったお母さんに戻ってきてほしい」
・木崎衣美里(きさき えみり)が魔法少女になります。
衣美里が魔法少女になる際に願った内容は「憧れの姉に近づきたい」
衣美里が魔女を取り逃がした明日香、ささらの会話へ自然と入り込みます。話の流れで、二人に衣美里も同行することになりました。明日香とささらが捕らわれた人の救助と魔女の討伐どちらが最優先かをもめていると、単純に二人が協力すればいいと衣美里が言うとその場は丸く収まりました。
結果、魔女の討伐に成功します。
数日後、衣美里はささらに呼び出されてまなかの店に来ていました。
まなかはちょうど新メニューに悩んでいたらしく、料理はおいしいから店の伝統は気にしなくてもいいと衣美里は言いました。おかげでまなかは新メニューにすることを決めます。
明日香とささらは、衣美里にまなかの新メニューは大成功だったと伝えました。
さらに、衣美里は明日香達からお悩み相談所をやらないかと提案されます。ここが後に「エミリーのお悩み相談所」と呼ばれるようになります。
あきらが助手、明日香達が宣伝という役割から始まり、ここには様々な魔法少女が訪れるようになります。
やちよを師匠と呼ぶようになった鶴乃は相変わらず強さを求めてチームももこに相手をしてもらっていました。
レナは神浜にはすごいアドバイスをくれる人物がいることを鶴乃に伝えます。
鶴乃は紹介された通りの場所へ行くと、そこは衣美里達がやっているエミリーのお悩み相談所でした。
結果、修行すればいいことになり、鶴乃は近くにいた空手に精通しているあきらの手伝いをすることになります。
犬探しを行うことになり、その過程で店の人を怒らせてしまうが犬を見つけ出すことに成功すします。
あきらの紹介を受け、鶴乃はあきらとともに美雨のもとを訪れます。
鶴乃は美雨から工場の手伝いを頼まれるが、迷惑をかけてしまいます。(このとき、美雨は鶴乃が魔法少女である事を知らない)
やちよは公園で鶴乃が泣いているところを通りかかりました。
後日、鶴乃がエミリーのお悩み相談所を訪れると、あきらと美雨は依頼者からお礼の言葉があったことを鶴乃へ伝えました。
やちよにも結果いろんな人に喜んでもらったことを伝え、またチームももこと訓練をする日々に戻るのでした。
うわさを聞き付けた莉愛は衣美里を訪ねてきました。莉愛は衣美里に素直にかわいいといわれて自分に自信を持ちます。
こころがはじめてまさらと遭遇したとき、まさらの戦うスタイルに不安を抱いていました。魔女を倒した後、ふたりは話の最中に何を願って魔法少女になったのかを自然と明かしていました。
そしてまさらは無感情ながらもこころへ家族が壊れることに対して自分を責めることは無いと伝えます。
その言葉にこころは救われ、まさらへ一緒にいたいと告げます。
・深月(みづき)フェリシアが魔法少女になります。
フェリシアが魔法少女になる際に願った内容は「自分のせいで住んでいたマンションが火事になったことを無かったことにしてほしい」
しかし、この願いは魔女が両親を殺したという記憶に修正する形で叶えられました。
フェリシアは一人で生きていくために、魔法少女の傭兵として活動を開始すします。
あきらが傭兵をやっているという魔法少女の情報を手に入れます。
フェリシアはななか達に傭兵として雇われていました。しかし、まったく息を合わせない、周りにも被害を与えるということから、契約を切られてしまいます。
フェリシアは魔女のいる場所に魔法少女は来ると考え、魔女の結界前で待つことを思いつきます。
長い間待っていると明日香とささらと出くわしますが、すでにウワサのように拡散された情報によって傭兵として警戒されてしまいます。
明日香とささらに雇ってもらえなかったフェリシアのもとにかこが訪れます。かこにみんなと仲良くなってほしいといわれますが、フェリシアは逃げてしまいました。
数日後、フェリシアは明日香、ささらのもとへと訪れ、明日香達に雇ってもらうことになります。周りに合わせるということを少しは学んでいたのです。
そのころかこは、キュゥべえからフェリシアについて聞いていました。
また、このころから少しずつ、フェリシアとかこはよく会うようになります。
フェリシアは明日香がななかから聞いた大事なことを思い出そうとしている現場に出くわします。明日香、ささら、フェリシアはいろいろ試しましたが、思い出すことができませんでした。
明日香はショック療法を試したいと言い出し、フェリシアにハンマーで殴ってもらいました。結局話を聞いていなかったということを思い出し、ななかのもとへと訪れることにしました。
ななかのもとへ訪れると、以前話したかったのはななかも参加している華心流が参加するいけばな展への誘いでした。
後日、明日香はいけばな展に伺ったという。
・史乃沙優希(ふみの さゆき)が魔法少女になります。
沙優希が魔法少女となる際に願った内容は「一緒に盛り上がれるお友達が欲しい」
魔法少女になったことをきっかけに、沙優希はローカルアイドルとして活動するようになり、その人気は神浜中に広がっていくことになります。
衣美里がひなのと魔女の結界で出会い、科学部のアシスタントとしてひなのについていくようになります。
綾野梨花(あやの りか)、衣美里、ひなのが合コンを行う。梨花と衣美里はエミリーのお悩み相談所で一度面識があります。
合コンの帰りに梨花は魔法少女の存在を知ります。しかし、ひなのにそんなモンになるなと忠告を受けます。
・綾野梨花が魔法少女になります。
梨花が魔法少女になる際に願った内容は「好きな人(女の子)と両想いになれますように」
梨花が莉愛、まなかと魔女の結界内で遭遇します。荒い戦い方をしていたことから、戦闘狂と勘違いされます。
別の日、梨花はひなのに悩みを打ち明け、ひなのと共に悩みを解消します。これをきっかけに、梨花はひなのによく頼るようになります。
かのこは莉愛のもとを訪れ、デザイン画を見てもらいます。次にななかにも見てもらいます。(この時、相手に引かれていたことを本人は知らない)
後日、かのこはチームももこにデザイン画を見せますが、レナからさんざん酷評を受けることとなってしまいます。
別の日、かのこは美術部からアクセサリーの講師として呼ばれることになりました。商店街のワークショップで講師をしていると、かえで、かこ、衣美里と会います。(このとき、かこ、衣美里とは初対面)
かのこのデザイン画を見せてもらった衣美里は、ドキドキするデザインと評価しました。その後、衣美里の発想によってかのこは金属と服の融合を思いつきます。
このみがバイトを行っている花屋にかことかえでが訪れます。(このとき、このみと二人は初対面)かことかえではこのみにお茶に誘われます。
後日、三人はいいことがあった人に花を届ける活動を行います。この活動が、「花裂け女の噂」として広まってしまいます。
別の日、三人は花のケーキを作製し、花屋を繁盛させることに成功します。同時にこのみがかことかえでも魔法少女であることを知ります。
以降、三人は花屋で働くこと、魔法少女として活動する機会が増えます。
以下、この3人チームをチームブロッサムと呼称します。
・五十鈴(いすず)れんが魔法少女になります。
れんが魔法少女になる際に願った内容は「私を生かしてください」
れんが自殺しようとしていたところ、梨花に助けられます。
れんが梨花に連れられて、エミリーのお悩み相談所を訪れます。
衣美里の提案で化学部を訪れたれん、梨花、衣美里はひなのと会います。
れんを元気にさせたくて、れん、梨花、衣美里はかのこのもとも訪れます。
この後れんと梨花は言葉を交わして心の距離を縮めます。以降、れんと梨花はよく行動を共にするようになります。
~君と綴る日記~
れんは梨花と共に魔女の討伐を行っていました。
れんは誰かを救うことができた証として、いつも通っている文具屋で色鉛筆を買う習慣がありました。
エミリーのお悩み相談所の前でれんは梨花と待ち合わせをすします。そこであきらと会話をしていると梨花とこのみ、衣美里が現れ、れんは梨花とその場を離れます。
れんは梨花から日記の絵を見せてほしいと言われ、見せようとしますが、日記の内容がほとんど梨花のことばかりで恥ずかしくなり、見せるのをやめます。
れんは絵本の展覧会へ行かないかと梨花を誘いますが、予定が合わず、ショックを受けてしまいます。
一方梨花はれんに渡す誕生日プレゼントに悩んでいました。衣美里の言葉、このみのアドバイスをきっかけに、すずらんを色鉛筆のケースにデコレーションしてプレゼントすることを決めます。
梨花と衣美里はかのこに色鉛筆のケースへ彫刻を行いたいといい、梨花は加工の指導を受けます。
展覧会へ一緒に行けなかった日以来、れんは梨花と会えずにいました。
テディベア展に誘うも、再び予定が合いませんでした。
テディベア展が開かれる日曜日、かのこ、衣美里と一緒にいる梨花を目撃し、その場から逃げてしまいます。
れんは梨花が友達と一緒にいたことに嫉妬してしまい、自分が嫌らしい人間だと思ってしまいます。
一方梨花はれんと連絡が取れないことが自分のせいだと落ち込んでいました。他の魔法少女たちに後押しされ、梨花はれんを探しに行きます。
梨花はれんが視聴覚室にいることを確認し、電話で会話を行います。
梨花は扉を開けてくれたれんに誕生日プレゼントを渡しまし、れんは思わず泣いてしまいました。
・保澄雫(ほずみしずく)が魔法少女になります。
雫が魔法少女になる際に願った内容は「今すぐふーにいのところに連れて行って」
願いの結果、「空間結合の力」を手に入れます。
雫は自分の居場所を求め、あちらこちらに出向くようになります。
・毬子(まりこ)あやかが魔法少女になります。
あやかが魔法少女になる際に願った内容は「友達みたいな明るい人になりたい」
あやかと雫が初めて魔女の結界内で出会います。あやかの行きたがっているお笑いライブへ間に合わせるために雫は空間結合の力を使います。その後、あやかは雫をお笑いライブに招待すします。
後日、雫があやかを自分の喫茶店に招待し、話をします。店を出た後、あやかは魔法少女になったきっかけとその力によるうしろめたさを雫に明かします。しかし、そんなことはないと雫に励まされます。
このころから雫とあやかはよく行動を共にするようになります。
・七瀬(ななせ)ゆきかが魔法少女になります。
ゆきかが魔法少女になる際に願った内容は「生きている実感が欲しい」
ゆきかは願いによって日々トラブルに巻き込まれる体質となってしまいます。
ある日、メルは禁止されていた占いを行ってしまいます。魔女との戦いでメルのソウルジェムに穢れが満ち、メルが魔女化してしまいます。その時用事があった鶴乃を除いた3人は魔法少女はいずれ魔女になることを知ります。
やちよ、鶴乃、みふゆ、ももこは気分転換に遊園地へ行きます。この時、鶴乃はやちよたちの前で初めて気の抜けた表情を見せます。
やちよはチームを解散させ、みふゆは行方をくらまします。ももこは正式にレナ、かえでと共にチームとして活動を行います。
かえで、あきら、夏希が魔女の結界内で初対面します。魔女討伐後、ふたりは夏希の家に招待されます。
この時期は、3年生が部活を引退し、受験ムードのころでした。
後日、夏希とあきらは再び魔女の結界内で出会います。夏希はこのころ、周囲が日々変わっていくことに恐怖を抱いていました。そんな夏希に、あきらは未来に向かってエールを送ることもいいのではと提案します。
別の日、また夏希とあきらは魔女の結界内で出会い、あきらは夏希からお守りをもらいます。このお守りはかえでももらっています。
__この時点で1年前の7月頃__
莉愛がまなか、鶴乃、このみとともに魔女討伐を行います。
後日、莉愛とまなかはこのみとかこに出会う。4人が苦戦している中、やちよが参戦します。
莉愛とまなかはソウルジェムに反応しない魔女を探してパトロールを行います。魔女を見つけ、討伐を始めようとしたころ、再びやちよと出会います。
(この後に莉愛とまなかが買いに行った週刊誌であるBiBiは9月号であったことから、この出来事は8月あたりに起きたことだと考えられる)
__この時点で1年前の8月__
梢麻友(こずえ まゆ)はバイト先の美術館の主任とアンティーク展示会に行き、帰りがけにカフェへ寄ります。そこで麻友を莉愛、まなかが目撃します。
別の日、刀の展示会準備終了後、麻友にしつこく詰め寄る主任と通りかかった莉愛がぶつかり、莉愛は一方的に説教を行います。この後、麻友と莉愛が一対一で話し、麻友は家庭崩壊という言葉が引っかかるようになります。
・梢麻友が魔法少女になります。
麻友が魔法少女になる際に願った内容は「主任さんのご家庭を壊さないでください」
麻友の近くには莉愛がボディーガードのようによく一緒にいるようになります。莉愛は麻友が魔女の気配に反応したとき、初めて麻友が魔法少女であることを知ります。
魔女を追っていると、美術館にいることが判明し、そこには反応を追ってきた史乃沙優希がいました。3人は協力して魔女を倒すことに成功します。
紅晴結菜(くれはゆな)は自分のレベルよりも低い学校へ入学しましたが、その学校は校則が厳しすぎることを理由に生徒たちが荒れていました。
そんな学校を変えようと結菜は生徒会長になろうと考えつきます。
・煌星(きらり)ひかるが魔法少女になります
ひかるが魔法少女になる際に願った内容は「夢中になるものが欲しい」
ひかるは結菜と出会い、一生結菜についていこうという気になれました。
これ以降、ひかるは結菜について回るようになります。
結菜の選挙活動は順調でしたが、親たちからの反対によって高校1年では生徒会長となれない状況に追い込まれました。
・紅晴結菜が魔法少女になります。
結菜が魔法少女になる際に願った内容は「生徒会の選挙制度の改正が認められるように反対している人たちの心を変えて」
結菜は虎屋町の魔法少女勢力に加わり、先輩と呼ばれる存在と出会います。結菜は先輩から協調し合うことの大切さを学びながら魔法少女として活動を続けるようになります。
結菜は先輩から樹里が二木市で暴れている話を聞き、対処を任されます。
結菜に樹里は負けてしまい、樹里と竜ケ崎の勢力は虎屋町の魔法少女勢力へ吸収されることとなります。
以来、樹里は結菜へ執着するようになり、結菜を倒したいという心の想いを膨らませ始めたのです。
願いの結果もあり、結菜は生徒会長となることができ、学校を変えていくことを主に生徒会で活動していくようになります。
かりんがやちよを襲い、グリーフシードを奪います。そのグリーフシードはかえでに渡されました。帰り道、かりんはやちよに今後グリーフシードを奪うようなことはやめるよう警告されます。
後日、魔女を倒せずにソウルジェムが濁ってきていたかりんの前にかえでが現れます。かえでは分けてもらっていたグリーフシードをかりんに使います。その時、かえではももこ、レナと一緒にいて、事情を知ったももこはかりんにチームとして一緒に戦うことを提案します。
この日から、しばらくの間かりんはチームももこと一緒に魔女退治を行いました。
しかし、チームを組むという答えにかりんはアリナから激怒されてしまいます。(この時、アリナは未契約)
別の日、かりんは依然取り逃がした魔女と遭遇します。再び負けそうになり、駆けつけたかえでに逃げるよう提案されますが、かりんは再び魔女に戦いを挑みます。戦いの途中、かりんは新たな魔力の使い方に気づき、魔女を討伐することに成功します。
かりんは一人で魔女退治を行っていくことを決めました。
__この時点で1年前の9月ごろ__
アリナ・グレイは名誉ある美術賞を受賞しますが、人を狂わせる作品を作ることはやめろと審査員から書面で警告されてしまいます。(この時点でアリナとかりんは先輩後輩の関係であり、麻友は魔法少女になっていて美術館でバイトを行っている)
以降、アリナは自分には何もない事に気づいてしまい、スランプに陥ります。
スランプに陥ってから一カ月経過してもアリナはスランプから脱していませんでした。
アリナは自分の作品を全て壊し、すべてを終わらせようとします。
・アリナ・グレイは魔法少女になります。
アリナが魔法少女になる際に願った内容は「誰にも邪魔されないアトリエがほしい」
この願いによってアリナは「固有の結界を作り出す力」を手に入れています。
アリナは契約してすぐに飛び降り自殺を行いますが、死ぬことは叶いませんでした。倒れていたアリナを里見灯花(さとみ とうか)と柊(ひいらぎ)ねむが見つけます。
アリナは里見メディカルセンターの病室で目覚めます。そこにはかりんがお見舞いに来ていました。
しばらくすると灯花とねむがアリナの病室を訪れ、しばらく話をします。(この時、灯花とねむは魔法少女ではない)
この日からアリナはしばらくの間病院で過ごすようになります。
・二葉(ふたば)さなは魔法少女になります。
さなが魔法少女になる際に願った内容は「わたしを透明にしてください」
さなはまなかが売る特製弁当を買うために必死に走って駆け付けましたが、もうすでに売り切れてしまっていました。
まなかは店に足を運ぶ人がいないことを気にしてしまい、弁当販売と出張料理人をやめようと悩んでいました。
そこに、弁当によって昼休みの過ごす楽しさを手に入れたというさなの話を聞きます。
さなの言葉をきっかけに、まなかは特製弁当の販売と出張料理人の継続を決意します。
・観鳥令(みどり りょう)が魔法少女になります。
令が魔法少女になる際に願った内容は「シャッターチャンスを逃さない」
願いによって令は「シャッターチャンスを逃さない力」を手に入れます。
しかし、これは本人の意識にかまわず、気になったものはすぐに写真におさめてしまう能力でした。
眞尾(まお)ひみかは父親の病状を心配する弟や妹たちのために絵本に出てきたどんな病気も治る花だと嘘をつき、父親に渡して見せます。しかし優しいウソがきっかけで兄弟げんかがはじまってしまい、家族がバラバラになることを恐れたひみかは逃げ出してしまいます。
そんな中ひみかはこころと出会い、話を聞いてもらうことで再び家族の前に顔を出し、真実を話す決心をします。
ひと悶着ありましたが、次に問題となったのは家計を支える金銭面の問題でした。
・眞尾ひみかが魔法少女になります。
ひみかが魔法少女になる際に願った内容は「父親の病気を治してほしい」
父親は再び働きに出られるようになりましたが、家計がギリギリであることに変わりはありませんでした。
__この時点で2月頃__
結菜の先輩が魔女化してしまい、結菜は魔法少女は魔女になる真実を知ります。
この頃に太助が二木市を訪れ、二木市の魔法少女へ魔法少女の真実を伝えます。
二木市の魔法少女たちは争い追うことを控えることになります。
同時に、キュゥべえを見つければ所かまわず排除するという動きが二木市中に広まっていきした。
やがて、二木市にキュゥべえは姿を見せないようになります。
__この時点で3~4月頃__
神浜大東団地に魔女が住み着いてると知ったななかが神浜大東団地でとある魔法少女と出会います。そこでその魔法少女は手出しをしないようななかに伝えましたた。
ななかは決意の固さを尊重し、その場から去りました。
その魔法少女は「ここは私の家、ここは私の大切な場所」といっていたらしいのです。
神浜大東団地で失踪事件が発生します。失踪したのは12棟515号室に住む家族でした。この部屋に住んでいた子どもは神浜大東団地が大好きだったと記録が残っています。そして、その子どもがお祭りで話したという動画の内容は、今後起きるであろう魔女が引き起こす事件と、その結界の内容に恐ろしいほど似ていました。
*バイバイまた明日*
※選択によってENDが変化しますが、TRUE ENDに向かうストーリーで振り返っていきます。
大東区にある神浜大東団地で不審な人物を見かけたり、失踪する事件が多発し始めます。
桑水せいか(くみ せいか)、伊吹れいら(いぶき れいら)、相野みと(あいの みと)は大東区から新西区の学校へと通っています。3人は幼馴染で、子どものころから友達の関係にあります。
れいらは魔女に操られ、屋上から飛び降りて死んでしまいます。
・桑水せいかが魔法少女になります。
せいかが魔法少女になる際に願った内容は「れいらが飛び降りたことを全部無しにしてほしい」
せいかの願いによってれいらの屋上から飛び降りて死んだという事実はなかったことになりました。
せいかは魔女の気配を感じ取り、団地中央商店街で最近現れた不審者を見つけます。不審者を追っていくと使い魔を見つけますが、大元の魔女にはたどり着けませんでした。
このとき、れいらはみととの買い物の帰りに、せいかを見た気がしました。
_____次の日_____
団地中央商店街で不審者といわれていた男性が保護されます。
せいかはれいらとみとに内緒にしながら一人で魔法少女として戦っていました。
せいかは魔女の反応を感じたときにれいらとみとを誤魔化してその場を離れましたが、2人はその誤魔化しに不信感を抱いていました。
_____次の日_____
3人での帰り道、公園でれいらは商店街でせいかを見たと話を切り出しましたが、せいかは真実を話すことを拒み、変な空気となってそれぞれは帰路につきました。
夜、れいらが帰り道で起きた出来事に悩んでいると、キュゥべえが現れます。
そのころ、せいかは誤解を解く方法を考えながら二人が魔法少女の世界を知らないままでいてほしいと願っていました。
また、みとは母親から引っ越しするという話を切り出されます。困惑する様子を、キュゥべえは見ていました。
・伊吹れいらが魔法少女になります。
れいらが魔法少女になる際に願った内容は「せいかと元通りになりたい」
このとき、れいらはせいかの願いによって失っていた記憶を思い出しました。
せいかが使い魔と戦おうとしていると、そこにれいらが切り込み、使い魔を倒します。そして、せいかへ思い出した記憶の内容を明かした。魔法少女になったことを怒るせいかと話を聞くれいらの前にみとが現れます。そこでみとは二人に引っ越しすることを明かしました。
神浜大東団地の出来事はななか組の耳にも入っていました。ななかはいまだに団地に魔女が住み着いていることを確信していました。
_____次の日_____
せいかとれいらは魔女の反応を感知し、鉢合わせてしまいました。二人の連携はうまく取れるはずがなく、れいらが使い魔の攻撃を受けてしまいます。この時、れいらの受けた傷が致命傷だったにもかかわらず無事というおかしな事態に二人は気づきます。
事情をキュゥべえに聞くと、二人はすでに普通の人間とは違った存在になってしまったことを知ってしまったのです。それは、ソウルジェムが魔法少女にとっての本体であり、体はいくら傷ついても再生可能という事実でした。
一方、みとは二人と会えない状態でした。そして、状況を動かしたいがためにキュゥべえを探しました。
・相野みとが魔法少女になります。
みとが魔法少女になる際に願った内容は「心を繋げる力が欲しい」
みとは願いによって「心を繋げる力」を手に入れます。
試しに力をキュゥべえに試しましたが、真っ暗で何も見えませんでした。みとはキュゥべえへ質問し、 ソウルジェムが本体だと知りました。
みとはせいかとれいらに電話をかけ、屋上に来るよう伝えました。電話に出たのはれいらだけでしたが、そのころ、せいかは屋上へと向かっていました。
みとは2人に魔法少女になったことを明かし、みとの能力で三人は和解することができました。そして、大元の魔女の居場所は、れいらが操られていた時に訪れていたらしいとみとはキュゥべえから聞いていました。
れいらがもう一度みとと心を繋げて思い出した記憶をたどっていると、存在しないはずの12棟516号室に魔女がいると判明しました。
3人は協力して魔女を倒すことをその場で誓い合いました。
以下、この3人チームを団地組と呼称します。
_____次の日_____
団地組は5階を調べ、バツ印を辿っていくと、魔女の結界の最深部へとたどり着くことができました。 魔女の結界の最深部は、存在しないはずの516号室でした。516号室で団地組は魔女と遭遇し、協力して魔女を倒すことに成功します。
キュゥべえが突然現れ、グリーフシードの説明をするとまたどこかへと消えてしまいました。
桜が散るころ、みとは引っ越しました。
みたまは先生と呼ばれる存在から、魔法少女の調整を行う方法を教えてもらいます。
・枇々木(ひびき)めぐるが魔法少女になります。
めぐるが魔法少女になる際に願った内容は「人気MCになりたい」
・南津涼子が魔法少女になります。
涼子が魔法少女になる際に願った内容は「水徳寺を消そうとしている連中の不正を暴いてほしい」
環(たまき)いろはが登校中、近道を使用します。
__この時点でメインストーリーの元凶が発生__
いろはは近道のために通っていた道で小石を蹴ってしまいます。このことがきっかけでいろははキュゥべえと出会います。
・環いろはが魔法少女になります。
いろはが魔法少女になる際に願った内容は「ういの病気を治してほしい」
環(たまき)ういは病気が治り、退院できるようになりました。
佐鳥(さとり)かごめは魔女の結界内でいろはに救われます。
かごめは宝崎市で太助と出会い、魔法少女とはならずに魔法少女のことを纏めて回ることに協力してほしいと頼まれます。
かごめはこの日から少しずつ魔法少女のことについて纏めていくようになります。
灯花は一時退院の際に叔父の部屋で「魔法少女 希望と絶望」という本を見つけます。
灯花が手に取った魔法少女について書かれた原稿は、一般人が魔法少女を認識し、観察を続けた結果出来上がったものでした。しかし、作者である灯花の叔父は姿を消し、消息がつかめていない状態です。
これによって魔法少女について知った灯花はキュゥべえを探し、通常の契約前の少女たちが行わないはずのキュゥべえは何者か、目的は、魔法少女とは何かを聞き、キュゥべえはすべてに答えました。
うい、灯花、ねむは魔女の結界へと飲み込まれてしまいますが、いろはによって助け出されます。
魔女という存在、魔法少女という存在を実感した3人は灯花から魔法少女について聞き、いろはやほかの魔法少女を救う計画を考えました。
それは、3人で1つずつキュゥべえから力を奪い、魔女化しない状況を実現するというものでした。
環うい、里見灯花、柊ねむが魔法少女になります。
3人が一緒に願ったのは「あなたの力が欲しい」
願った結果、
ういは「回収の力」
灯花は「変換の力」
ねむは「具現の力」
をそれぞれ手に入れます。
3人がキュゥべえへ願った結果、キュゥべえは小さくなり、他のキュゥべえとのネットワークから外れてしまいました。
3人は計画を実行しようとしますが、ういが無制限に穢れを回収し、そのスピードに灯花の変換能力が追いつくことはありませんでした。
灯花にとって想定外だった情報は、願いによって叶う結果は因果の量によって想定外の方向へと叶えられること、穢れを集める存在が、穢れを生み出す感情を持った人間だということでした。集めた穢れによって自らも穢れを増幅させてしまうという事態に、灯花は対処のしようがありませんでした。
そこへ病院にいたアリナが駆け付け、ういが無尽蔵に吸収しようとする穢れから隔離しました。しかし、ういが魔女になるのは時間の問題でした。
そこでねむはういという存在を切り離し、小さくなったキュゥべえへしまい込むということを具現化させようとします。
見事にういの体からういの魂は切り離され、小さなキュゥべえへとしまい込まれました。
しかしそれは、ういを因果から隔離すると同等のことであり、その因果の穴埋めの際に、外部から悪意が流れ込んできたのでした。
悪意によって歪められた物語は、灯花やねむ、アリナを巻き込んで、神浜全体の因果をかき乱す元凶として突き動かしていくのでした。
抜け殻となったういの体は回収能力だけは維持し、イブの核となりました。
そしてアリナは元々ういを助けるために張った被膜を、キュゥべえを神浜へ侵入させないための被膜として神浜を囲ったのです。
ここから、悪意から生まれたマギウスの計画は開始したのでした。
__この時点でメインストーリー開始の半月前__
マギウス結成
みたまがマギウスから新西区にある廃墟を提供してもらい、調整屋を開設します。このころは神浜にとって調整屋が必要不可欠な状況ではありませんでした。
※このころ以降から調整屋で起こるイベントが発生していることになります。
太助の行方が分からなくなり、里見那由他(さとみ なゆた)は太助の捜索を開始します。
__この時点で5~6月頃__
*そしてアザレアの花咲く*
※選択によってENDが変化しますが、TRUE ENDに向かうストーリーで振り返っていきます。
神浜市に異変が起きてから、アザレア組は再び神浜市を訪れます。
ある日、このははあやめが苦しむ幻覚を見ます。このはは魔法少女の仕業ではないかと考え、気を張るようになります。
アザレア組はななか組と出くわし、ななかから手を結ぶことを提案されます。しかし、話は保留となり、最終的な判断は葉月にゆだねられることになりました。
情報収集の過程、あやめはかこのことが気になっていて、友達としてよく会いに行くようになっていきました。
葉月と合流し、かこに会いに来たあやめは、かこからフェリシアを紹介されます。
以下、かこ、フェリシア、あやめの3人組を13歳組と呼称します。
数日後、神浜市で魔法少女が襲われ、昏倒するという事件が起こります。この事件は魔法少女の間で噂として流れ始め、やちよが魔法少女に聞き込みを行っていました。
噂の内容は、突然意識がもうろうとして倒れてしまうという内容です。
かのこからは病気の噂、夏希からは魔法少女の仕業ではないかという噂と、まだ形ははっきりとしたものにはなっていませんでした。
かことフェリシアはあやめと葉月を呼び、2人に最近起きている昏倒事件の噂の犯人はアザレア組だと疑われていることを明かします。
葉月は情報源を濁しながらかこから聞いた話をこのはに伝えたましたが、このはは冷静でした。
後日、アザレア組はやちよと遭遇します。やちよからももこが昏倒の被害者になってしまったこと伝えられ、アザレア組はその時に感じた魔力パターンではないといわれます。つまり、犯人ではないことを理解してもらったのです。
翌日、このはは2人に神浜市を出ることを提案すします。しかし、葉月が出ていくことに反対したことで神浜市を出るという選択肢は先延ばしになりました。
葉月はももこと協力し、犯人捜しを行いました。ももこは最初は疑っていましたが、葉月の説得によって犯人ではないと信じてもらえたのです。
このはとあやめが夕飯の買い物をしている途中、レナとかえでに遭遇します。4人は場所を変え、レナとこのはが戦うことになります。
戦いの最中、かえでがやちよを連れてきますがあやめが昏倒しそうになったことをきっかけに、このはが暴走してしまいます。
そこに葉月とももこが合流し、葉月はこのはに「外の人と向き合っていくべきだ」と伝えます。
あやめはさらにこのはへ最近友達ができていたことを伝えます。
そこへ葉月が呼び出したかこが現れ、このはの前であやめとかこは良き友達であることを証明します。
これをきっかけにこのはは冷静になり、その場は落ち着きを取り戻したことで魔法少女達は去っていきました。
この事件の犯人は未だに不明ですが、アザレア組は今も元気に神浜市で活動を続けています。
樹里は溜め込んだ怒りが我慢の限界となり、結菜へ決闘を申し込みます。
決闘は樹里が優勢で、怒りを治めるはずがヒートアップして殺し合いの決闘となっていました。樹里を慕っていた仲間が決闘を止めに入りますが、樹里の攻撃に巻き込まれて死んでしまいます。
これがきっかけとなり、樹里たち竜ケ崎の魔法少女は虎屋町から離反することを決意します。
樹里は結菜の元を離れ、ついてきた仲間と共に竜ケ崎へ拠点を構え、魔法少女の数を減らすという利害の一致によって虎屋町とにらみ合う日々が続きます。
二木市では魔女不足が顕著になって、魔法少女の数を減らすという動きが活発となり始めます。
樹里は門前橋の蝙蝠が集まる場所へ出くわし、そこでらんかが年長魔法少女の命令でアオをいたぶる現場を目にしてしまいます。
樹里はらんかと出会ってしまったことをきっかけに、門前橋の蝙蝠を倒し、組織を解散させてしまいます。
門前橋の蝙蝠残党は虎屋町、竜ケ崎へ散っていき、アオを中心とした年少者はグループを作って蛇の宮という場所を拠点として活動を開始します。
虎屋町の結菜と竜ケ崎の樹里によって魔法少女の勢力は拮抗していましたが、魔法少女の殺し合いは日に日に広がっていき、血の惨劇と呼ばれるようになります。
みとが引っ越しても、団地組はコンビとして戦い続けています。かつて魔法少女だったであろう、神浜大東団地が大好きな魔女の事件を乗り越え、団地組は仲良く戦い続けていました。
そして、団地組はアザレア組と出会うのでした。こうして、神浜で新たな因果の絡まりが起きたのです。
まさらとこころは偶然同じ魔女を狩ろうとして遭遇した時から、何かしら一緒に行動するようになっていました。
まさらは夏祭りのチラシを調整屋で見つけましたが、興味を示すことはありませんでした。
まさらとこころは魔女狩りをしていると、こころがピンチになり、まさらがかばうという事態が発生します。これによってお互いは変に気遣うようになり、まさらはもうこころとは戦わないと言ってしまいます。
こころと共に取り逃がした魔女をまさらがひとりで追っていると、その結界内ではすでにこころが戦っていた。まさらはこころと協力して戦い、魔女を倒すことに成功します。
これによってお互いの距離が縮まり、一緒に行動するようになります。
2人で調整屋へ行き、まだあった夏祭りのチラシへまさらは興味を持つようになり、まさらははじめて未来が来る楽しさを知り始めました。
・三輪みつねが魔法少女になります。
みつねが願った内容は「一生引き籠れるようにしてほしい」
みつねは願った結果、認識を改竄できる力を手に入れます。
*散花愁想*
アザレア組が巻き込まれた事件についてこのはとやちよは追い続けていたが、進展はありませんでした。
ある時、衣美里、こころ、あやかが昏倒させられるという事件が発生し、かつて疑われていたアザレア組が再び標的となってしまいます。
アザレア組は事態が落ち着くまで廃屋で身をひそめることになります。しかし身をひそめようと決めた頃には、アザレア組に多くのまやかしがかけられていたのです。
アザレア組が再び事件に巻き込まれたという情報を入手していたななか組は飛蝗の魔女の存在も感じられるため、調査に乗り出します。
ななか組は魔女を操る魔法少女を追うためにみたまのもとを訪れます。魔女を操る魔法少女はいませんでしたが、暗示をかける魔法少女に心当たりがあるという情報を手に入れます。暗示をかける魔法少女は十七夜が知っていると話を聞いたななかは十七夜へ協力を申し出ます。
十七夜は記憶に違和感がある瀬奈みことについて調査してみることにしました。
アザレア組が疑われている事件は、大東区まで広がっていました。噂を聞いた団地組は犯人捜しを行います。犯人探しをしていた団地組は十七夜に会います。十七夜はななかにおしえた瀬奈みことについて調査を行っていました。瀬奈みことについての情報が団地組が遭遇した12棟と関係していることから、みとは能力を使って十七夜が気にしている記憶を覗くことにしました。
このおかげで十七夜は「更紗帆奈」という魔法少女の名前を思い出します。
一方、かこはひとりでアザレア組の潔白を証明しようとあやめと会いますが混沌によって一層あやめへ不信感を抱かせてしまう結果となってしまいます。
これを見越していたななかは美雨へあやめを追うよう指示を出していました。
団地組と十七夜は調整屋へ向かい、みたまに十七夜の記憶に眠る更紗帆奈の記憶を呼び起こしてもらっていました。その結果、昏倒事件の犯人は帆奈であることが濃厚となります。
美雨の追跡結果はやちよやその付き添いである鶴乃、ななか組メンバー、そして真実をつかんだ団地組へ伝えられました。
アザレア組の前へ多くの魔法少女が集結し、そこで展開された話は、昏倒事件の犯人は暗示の魔法を使う更紗帆奈という魔法少女の仕業であるという答えでした。
ななか、やちよは集まったメンバー以外の魔法少女の気配を察知し、警戒します。気配の先にいたのは、帆奈本人でした。
キュゥべえに混沌と呼ばれた魔法少女 帆奈は瀬奈みことが固有で持っていたはずの暗示の能力を上書きの能力で使用しているにすぎませんでした。
帆奈がなぜ暗示の能力を使って神浜を混乱させているのか、瀬奈みことはどこにいったのかについてはうやむやのまま帆奈は集まったメンバーとの追いかけっこを楽しんでいました。
帆奈は暗示の能力を使用しなくても十分に実力はあり、アザレア組、団地組、ななか組、そしてやちよと鶴乃を圧倒しました。
追いかけっこの中、アザレア組には事件を気まぐれで行ったと言い放ち、団地組には瀬奈みことと団地で起きた失踪事件についての関与を匂わせ、ななか組へは飛蝗の魔女とかかわってるかもしれないというあいまいな回答を残しながら各魔法少女を翻弄しました。
また、かなえの死とメルの魔女化も知っていたことから少なくとも1年以上の魔法少女歴があることがはっきりとしました。
団地組が驚くほどの殺意を見せたななか組をきっかけに帆奈の余裕はなくなっていきました。
帆奈がななかの復讐劇が始まるきっかけを作ったという真実を明かしたとき、ななかの堪忍袋の緒が切れて帆奈は圧倒されてしまいます。
そして帆奈は何もかもをうやむやにし、様々な事情をかき回し、魔女化しない魔法少女の末路について一言残し、自害しました。
十七夜は事後報告をななか、このは、れいらから聞きましたが、帆奈の行為はそれぞれの心をかき回したということしかはっきりしませんでした。
そして帆奈が感じていた何かがはじまる予感は当たり、神浜にはさらに多くの因果が集まることになります。
__この時点で7月頃__
樹里が結菜のもとを離れ、ついてくる魔法少女たちを集めて竜ケ崎へグループを作って虎屋町と拮抗する形でにらみ合うようになります。
__この時点で8月~9月頃__
十七夜がメイドカフェでのバイトをはじめます。
十七夜はメイドカフェにて時給が高くなるということを理由にキッチンからホール担当へ変わりますが、上手く接客を行うことができませんでした。
その日の夜、十七夜はかりんと出会うことでメイドに大事なことを学んでいきます。
__1週間後__
十七夜はホール担当として仕事ができるか試験を受けることとなります。
しかし、知らずにメイドカフェへ入ってしまったこのみを満足させることができなかったためキッチン担当へと戻ってしまいます。
試験の結果が心残りな十七夜へかりんが言葉をかけたことで十七夜は自分に足りないものを知るためにこのみのもとを訪ねようと決心します。
十七夜はこのみから話を聞き、メイドとして不慣れだったころに迷惑をかけてしまった団地組へ再び接客を行いたいと考えます。
十七夜は店長へ許可を取り、かりんの力を借りて再び団地組へ接客を行うこととなります。
この結果が店長に認められ、十七夜はホール担当として働けるようになりました。
*マギウスの翼ができるまで*
メルが魔女化してからおよそ1年後、みふゆがマギウスの計画に参加します。(この時点で灯花、ねむ、アリナは魔法少女になっている)
みふゆはマギウスから今後の活動を円滑に行うため、奨学金制度の適用、家の用意を行ってもらい、実家を出ることに成功しています。
十七夜は以前よりも魔女が強くなり、数が増えていることに気づきます。
十七夜は大東区の魔法少女たちに注意喚起を行っていました。月咲を呼び、みたまのいる調整屋を紹介します。
十七夜がメイドカフェでバイトをしているとき、月咲が店を訪れ、何かを言いたげでありましたが伝えずに店を出て行ってしまいます。
十七夜は東の魔法少女たちへ魔女が強くなってきていることについて警戒するよう呼び掛けていました。(この時点ではすでにひみか、団地組が魔法少女になっている)
調整屋へ行く途中、天音姉妹を目撃します。
調整屋を後にし、十七夜は月咲から話を聞くために追い掛け回します。話を聞くと、月咲はマギウスの翼へ加入ていたのです。十七夜はマギウスの翼への参加を勧められるが、断ります。
この日からしばらくした後に、東の魔法少女の多くがマギウスの翼へ参加していることを十七夜は知ることになります。
やちよはみふゆを探すために神浜うわさファイルを作成するようになり、信憑性が高く、危険なうわさは倒す活動を開始します。
マギウスはういの抜け殻(以下、イブと呼称する)をアリナの結界内へ隠し、半魔女から魔女への成長作業を行っていました。しかし、アリナの結界が限界に近づいていて新たな隠し場所が必要となりました。
また、マギウスの翼のメンバー数増加に伴い、統率を取るという理由を込めて本格的な拠点を設けることにしました。
(今まではカフェなどに集まって会議を行っていた)
マギウスとみふゆ、天音姉妹で話し合った結果、ホテルフェントホープ(フェントホープ”feint hope”の意味は微かな希望)という名前でウワサを利用した拠点が完成しました。
今後はここの聖堂へイブを隠し、マギウスの羽根のメンバー数に応じて増築を行う仕組みとなりました。
灯花はマギウスの計劃を効率よく進めるために協力者を増やしたいと考えていました。
考えた結果、魔法少女にしか感知できない電波を使用し、神浜の外から魔法少女を呼び込もうと考えついて実験を始めます。
年が明け、新学期になると令は学校で人の嫌味を撮って回っていると噂になっていました。以前いじめの現場を共に目撃したクラスメイトが逆にいじめている写真を撮ってしまい、令は本人に話を聞きました。
この時、令は南凪自由学園でも東と西の格差があることを目の当たりにしてしまいました。
落ち込む令の話を化学部の部室に来たひなのが聞き、お互いが魔法少女であることを知ります。
気持ちが楽になった令はひなのから教えてもらった十七夜に会いに行きます。この時に令は調整屋の存在を知ります。
この時から令は新聞部を立ち上げ、真実を写真と共に観鳥報という新聞として校内に張り出すようになります。
郁美は専門学校生、ゆみが高校3年になるころ、郁美はゆみからドッペルが出る瞬間を目撃します。
そこへ令が居合わせ、二人で調整屋へゆみを運びます。その調整屋で郁美はマギウスの翼という存在を知ります。
この後、郁美とゆみは魔法少女の真実を教えてもらい、マギウスの翼へと参加します。
ドッペルについて知った令のもとへみふゆと月咲が訪れ、マギウスの翼へと勧誘しました。令は魔法少女の真実に抗うことだけを考え、マギウスの翼に参加しました。そして、マギウスの拠点で郁美に会ったのです。
このころから神浜市ではキュゥべえを見かけなくなり、魔女の増加と凶暴化、ウワサの出現、ドッペルの誕生が始まります。
つまり、ここを境に神浜市では新たな魔法少女が生まれていないということになります。
鹿目(かなめ)まどかは一人で水名神社を訪れていました。帰り道のバス停でかこと出会い、好きな本について語り合います。
まどかがショッピングモール内にある本屋へ訪れていると、かこと再会し、お互いが魔法少女であったことを知ります。(すでにかこはまどかが魔法少女であると察していた)
帰り道、ふたりは来週の日曜日に夜の神浜市立大附属中学校へ一緒に行く約束をします。
まどかとかこは神浜市立大附属中学校の屋上で一年で一番きれいな夜空を見ます。
まさらが興味を持ったこと、みたまの後押しがあり、まさらとこころはハイキングクイズラリーというイベントへ参加することになります。こころは家族との登山をきっかけによく登山を行っていました。
2人はアウトドアコーナーで登山に必要なものを買い、イベントに備えていました。
イベント当日、その場にみたまの姿はありませんでした。2人のかばんにはみたま特製エナジードリンクが入れられていて、その効果は、飲んだ者を鈍足へと陥れるものでした。
ハイキングイベント中、魔女の反応を感知した2人は魔女討伐を優先しました。その結果、探すのに手間取っていたチェックポイントを発見しました。
山頂に到着した2人は景色を眺めていました。最後に残った問題をまさらの持っていたテレビの力によって解くことに成功し、ブランド米を見事獲得することに成功します。
この登山イベントによって、こころの一番の思い出が塗り替えられることになったのです。
__この時点で9~10月頃__
さなが名無しさんのウワサに捕らえられます。
__ここまででおよそ1カ月前__
いろはが神浜市を訪れます。この時、いろはは小さなキュゥべえを目撃します。
やちよがウワサを倒しました。このウワサは天音姉妹が管理していたウワサだったのです。
マギウスは今後の方針について争っていました。そこへみふゆが仲裁に入り、なんとかその場は収まりました。
結菜は魔女が減った手がかりをつかむため、長旅が許されている魔法少女達に移動する魔女の後を追わせます。
ストーリー間に生まれる矛盾点まとめ
・物語の矛盾点1 雫がみかづき荘に来た時期 {解決!}
雫がみかづき荘へ訪れた時、やちよのいろはへの呼び方が「いろは」となっているが、このように呼ぶようになったのは6章終了後である。しかし、雫がみかづき荘へ来たのは記憶ミュージアムのウワサが消される前である。
1章分の時差が生じているため、ここは矛盾点で間違いではない。
追記 5/17
雫が初めてやちよやいろは達に出会った際、やちよがいろはのことを「環さん」と呼ぶように修正が行われました。
これで雫との出会いは6章より前であることが確定したため、矛盾は消えました。
・物語の矛盾点2 ほわほわ少女頑張る!の発生時期
・レナが果てなしのミラーズですでに莉愛と会っている
この二つの条件がそろった時系列に組み込まれる内容です。
しかし、レナが莉愛とミラーズで出会ったのはいろはが神浜へ来て絶好階段のウワサを倒した後の出来事です。
さらにいうと、エミリーのお悩み相談所ができるきっかけとなる衣美里がまなかへアドバイスを行うというイベントは、明日香とまなかが面識あってこそ起こる内容です。
さらに突き詰めると、エミリーのお悩み相談所ができた後に決闘少女のイベントが起こるため、矛盾が生じています。
よって、このイベントはメインストーリーに絡んでもよい内容でありながら物語の内容がねじれて矛盾した状態となっています。